2006年05月20日
ふたばの豆餅

ビールが大好きなボクは実は甘いものわりと好き。ケーキも和菓子もけっこう食べます。
「出町ふたば」はいつも行列ができている超人気店。豆餅は一個160円、しつこくない甘さのこし餡にやわらかい食感の餅、それにわずかに塩味をきかせた豆のバランスが絶妙。塩味のアクセントが食後も仄かに残ります。

営業時間:8:30~17:30
定休日:火曜・第4水曜

2006年05月20日
休日の午後、ビールとレゲエミュージック

雨もあがった土曜日の午後、心地のよい風が吹いてます。昼間からなにもせずビールを飲んでるとぽわぽわした気分なって、ボクは小確幸(by村上春樹)を感じます。
BGMには大好きなレゲエミュージック、「Macka Fat/Jakie Mitto」。アフロヘアと強い目力(めぢから)のジャケットはインパクト十分なのですがゆったりとしたリズムのオルガンが気持ちのよい音楽。
ジャッキー・ミットゥはジャマイカのオルガン奏者。キング・オブ・スカバンドのスカタライツからそのキャリアをスタートしている。1990年に42歳の若さで死んでしまったのだがスカ~レゲエの創世記からずっと活躍した重要なミュージシャンでした。
ゆるくて、ファンキーな彼のオルガンの音色はまったくこの季節とビールに相性が抜群なのだ。
彼のソロアルバムに関しては↓ここが詳しいです。
■studio-uprising
2006年05月18日
トム・ヨークの新作と「かいじゅうたちのいるところ」

現在、もっとも先鋭的前衛的なロックバンド、RADIOHEADのヴォーカル、トム・ヨークがソロ・アルバム『THE ERASER』を7月にリリース!
という記事をbounce.comで見つけたボクはさっそくトム・ヨークのHPにアクセスしてみたのだ。波と雲がうねりゆったりとしたテンポで静かだが緊張感のあるBGMが流れる。レディオヘッド同様、ボクの好きな感じ。ソロアルバムもかなり期待できそうだ。
ところで、そのHPのうねる雲と波を見ていたらボクは「かいじゅうたちのいるところ」のマックスのような気持ちになったのだ。
オオカミのきぐるみをきていたずらを繰り返したマックスはお母さんに叱られ、晩ごはん抜きで部屋に閉じ込められてしまう。すると部屋のなかに木や草がするすると生え、気がつくと森の中にたっている。そこへ波が打ち寄せ、船に乗り込んだマックスは一年と一日、航海してひとり“かいじゅうたちのいるところ”にたどり着くのだ。

「かいじゅうたちのいるところ」はこどもの大好きな絵本、モーリス・センダックの永遠のマスターピースなのだが、映画化されることが数日前、発表されたところだ。監督はスパイク・ジョーンズ!
実写とアニメとパペットが革新的に融合された映像になるらしい。スパイク・ジョーンズならほんとうに期待してよさそうだ。これはトム・ヨークの新作より楽しみかも。
■RADIOHEADのTHOM YORKEがソロ・アルバム『THE ERASER』を7月にリリース - bounce.com [ニュース]
2006年05月18日
OUTKASTの新作
OUTKASTの新作がようやくリリースされるらしい。

3年前にリリースされた「スピーカーボックス~ザ・ラヴ・ビロウ」はここ数年のHIPHOPだけでなく、2000年代を代表アルバムとして記憶されるほどの吃驚仰天の傑作だった。
このアルバムはビッグ・ボーイによる「Speakerboxxx」とアンドレ3000による「The Love Below」の2枚組として発表されたのだが、ものすごいテンションと多様な音作りで圧倒されるのは「The Love Below」の方だ。HIPHOPの枠を余裕しゃくしゃく鼻歌まじりでとっぱらいジャズからブルース、ゴスペル、ソウル、ファンク、ヒップホップまでの黒人音楽をぐるぐるにかきまぜて喰らい、咀嚼し、消化したのちにポップな音楽として再構築している。音の手触りは全盛期のプリンスに似ていると言い切ってしまっても全然平気なのだ。
ヒップホップを好きなひとよりも普段はロックを聴くようなひとにこそ聴いて欲しいアルバム。たまに中古でも見かけます。ヒットチューンの“Hey Ya!”は耳にしたことがきっとあるはず。
新作の全米リリースは8月22日。アウトキャストのふたりが主演を演じる映画「Idlewild」のサントラになっている。映画のサントラというところもプリンスに似てます。で、おそらく映画はどうでもよい出来になっているにちがいない。

3年前にリリースされた「スピーカーボックス~ザ・ラヴ・ビロウ」はここ数年のHIPHOPだけでなく、2000年代を代表アルバムとして記憶されるほどの吃驚仰天の傑作だった。
このアルバムはビッグ・ボーイによる「Speakerboxxx」とアンドレ3000による「The Love Below」の2枚組として発表されたのだが、ものすごいテンションと多様な音作りで圧倒されるのは「The Love Below」の方だ。HIPHOPの枠を余裕しゃくしゃく鼻歌まじりでとっぱらいジャズからブルース、ゴスペル、ソウル、ファンク、ヒップホップまでの黒人音楽をぐるぐるにかきまぜて喰らい、咀嚼し、消化したのちにポップな音楽として再構築している。音の手触りは全盛期のプリンスに似ていると言い切ってしまっても全然平気なのだ。
ヒップホップを好きなひとよりも普段はロックを聴くようなひとにこそ聴いて欲しいアルバム。たまに中古でも見かけます。ヒットチューンの“Hey Ya!”は耳にしたことがきっとあるはず。
新作の全米リリースは8月22日。アウトキャストのふたりが主演を演じる映画「Idlewild」のサントラになっている。映画のサントラというところもプリンスに似てます。で、おそらく映画はどうでもよい出来になっているにちがいない。

2006年05月16日
みなみ会館の会員なのだ!
京都の映画館といえばなによりみなみ会館なのだ。
春はメンバーシップの更新の時期なので、今年も更新してきました。年会費7000円でリザーブチケット6枚と招待券4枚(通常は1枚、6年目以上がヴィンテージ会員となり4枚になります)もらえます。

京都の映画館もシネコン化が進んでいるのですが、みなみ会館の魅力はスクリーンひとつにもかかわらずそこらへんのシネコンよりずっと映画の上映本数が多いことだ。

たとえば今週のプログラムは14本。
「レオポルド・ブルームへの手紙」
「歓びを歌にのせて」
「マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して」
「ヴェニスの商人」
「アマデウス ディレクターズ・カット」
「レアル・ザ・ムービー」
「プロデューサーズ」(1968年版)
「シムソンズ」
「シン・シティ」
「マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾」
「SPL/狼よ静かに死ね」
「ザ・ロング・シーズン・レヴュー/フィッシュマンズ」
「変態村」
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」
さらに今週土曜は
『タランティーノ&ロドリゲス・ナイト~青春は屍を越えて~』と銘打たれたオールナイトもあって
「シン・シティ」
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
「パルプ・フィクション」
が上映されるのだ。
いやあすごいですな。(コピペするのもたいへんだ)

来週以降もオゾン監督の新作『ぼくを葬る(おくる)』が用意されてます!
毎月、送られてくる上映スケジュールを観てるだけでしばしときがたつのも忘れ垂涎を垂らすのはきっとボクだけではないはず。やっぱり映画は映画館で観るのがいちばんなのだ。


2006年05月15日
梅小路蒸気機関車館と「パヴァーヌ」

日曜日、北白川の自宅からバスを乗り継ぎ梅小路蒸気機関車館にいってきたのだ。

旧二条駅を移築(JR二条駅は1996年までこの風情ある駅舎だったのだ)した館内には蒸気機関の歴史や昔のSLの古いモノクロ映像が楽しめるブースなんかがある。

駅舎から奥に抜けると転車台を中央に配置した扇形車庫内に10台ほどの機関車が展示されていた。
扇形車庫は文字とおり扇をひらいたような車庫に機関車を格納している。
かなめには転車台があって機関車はそのうえで方向転換し、
向きをかえたり転泉するようになっているのだ。
車庫内に並んだ機関車は黒い鉄がぎらぎらと光に反射してなかなか恰好よかったのだ。
車庫の脇には黒い石炭の煙を噴き出す「スチーム号」があって、実際に乗ることができる。汽笛の音が大きくて気持ちを昂揚させるのだ。

蒸気機関は今では電気にとってかわられたのだが、「パヴァーヌ/キースロバーツ(扶桑社)」では蒸気機関が発展した世界が描かれている。1968年に発表されたSF史に残る傑作なのだが、サンリオ版に続き、扶桑社版も現在廃刊。手に入りにくい状態になっていて残念。
大友克洋監督の「スチームボーイ」も蒸気機関ものだったなぁ。
