2008年12月31日
2008年12月31日
恵文社の古本市

毎年恒例になってきた恵文社の「冬の大古本市」。今年もなかなかよい本にめぐりあえました(ちょい高めだけど)。
『俺は手を汚す/若松孝二』
今年観た映画のベスト『実録・連合赤軍』の若松監督の自伝。1982年頃までのことが書かれている。大島渚の『愛のコリーダ』のプロデュースをしてたんだ。
『ユリイカ 特集*内田百閒』
内田百閒は来年、生誕120周年。福武文庫で読んだきりで再読したいと思いつつもう10年以上。旧かなづかいの全集が欲しいのですが9万くらいしてまったく手がでません。このユリイカでは詩人の諏訪優も寄稿していて興味深い。
『寒山の森から/田渕義雄』
名著『フライフィッシング教書』の作者のエッセイ。もちろん釣りのことも載っています。
今年もたくさん本を買ったのだ。読む量は減っているけれど、本を買うペースはアップ気味で、また新しい本棚を買わねば。奥さんの買う絵本も半端ではないしな。恵文社の古本市は1月5日まで。終わる前にもう一度みにいこうか。
■恵文社HP
2008年12月30日
古いフライフィッシャーとフライの雑誌の単行本
ブックオフで古いフライフィッシャーを手にいれた。90年代前半のまだフライフィッシャーが「つり人」の別冊だった頃のものも含まれている。僕がフライフィッシングをはじめたのは90年代の半ばでフライフィッシャーのバックナンバーは96年以降のものしか持っていないので、釣り雑誌のコーナーで見つけたときは全部丸抱えにしてそのままレジに向かった。
新しい釣りの本にはたいして興味はないのだけれども、古い釣り雑誌や釣りの本にはわくわくする。90年代はまだまだ最近のことだけれど、現在の川ではなく過去の釣り場に行ってみたいと、ときどき考える。まだ自家用車が一般的でない時代、川にはダムも堰堤もなく、地元のひとだけがその自然の恵みを享受していた時代へ。山本素石の本には、足に魚がぶつかってくるほど川に魚があふれていた様子が描かれている。誰も知らない川なんてあるはずもないのだけど、今でもそんな川や谷を夢想してしまう。
古い雑誌や本のなかに流れる川と現在の川には深い断絶があって、けっして遡ることはできない。そこに棲む溪魚もまぼろしで、釣ることはできない。夢の中で釣り上げた大物よりも現実に釣った小さくてもキレイなヤマメの方がずっち嬉しいのにな(いや、だいたい釣りに行く夢を見てもたいてい釣り場に着いたところで目が覚めてしまうのだが・・・)。
amazonで初期のフライの雑誌に掲載されたエッセイや釣行記をまとめた『そして川は流れつづける』も手にいれたので、年末年始はゆっくり釣りの本に浸って、2009年の釣りをイメージするのだ。
2008年12月29日
東京のサンタさんと落語CD

今年も東京のサンタさんからクリスマスプレゼントが届きました。
子ども用のシュラフにスノーブーツ、リュックサック、ジャンパー、耐寒用ズボンと盛りだくさん。息子もなんだか興奮しています。少し前までキャンプは行きたくないと云っていたのですが、「次ぎのキャンプはいつ?」と楽しみにしているみたいです。
先日も遅くに仕事から帰ってくると息子はシュラフにはいって落語CDを聴いていました(嫁はこたつで寝てました)。東京のサンタさん、いつもありがとうございます。
息子が聴いていたのは我が家にやって来たサンタクロースが息子の枕元に置いていった『おやこ寄席(6~10)』です。休みに入ってからもヒマがあれば落語のCDをかけっぱなしにして、ときおり笑っています。1枚あたり3話ずつ、収録時間が60分近くあって、たいそうなボリュームがあります。まだ数日しかたっていないのに笑いのツボの前になると、「ここきいて」と笑いを共用しようとします。

2008年12月27日
虹色サウルス
クリスマスの前に親子でプレゼントの交換をしました。僕は息子にミニ四駆とシャアザクの模型をプレゼント。息子は虹色に色を塗ったブラキオサウルスの絵を描いてくれました。水性マジックで根気よく塗り潰した力作です。

母親は息子に「じごくのそうべえすごろく」を贈り、息子からは「いきものくらし」の絵本(?)をもらっていました。タイトル下のアイコンは左上から、まんげつうさぎ、き、きのこ。下段がかめ、くさ、ふじさんです(ふじさんって!)。

次ぎの絵を指して、息子曰く、
「きをみつけてごらん」
「きりんもいるはずだよ、きっと」
「りすとどんぐりははやくみつけられるはずだよ」
「はち(8)はちいさいからむずかしいけど、ぜったいみつけられるはずだよ」

この真ん中のあやしい生き物がりすに違いありません。

母親は息子に「じごくのそうべえすごろく」を贈り、息子からは「いきものくらし」の絵本(?)をもらっていました。タイトル下のアイコンは左上から、まんげつうさぎ、き、きのこ。下段がかめ、くさ、ふじさんです(ふじさんって!)。

次ぎの絵を指して、息子曰く、
「きをみつけてごらん」
「きりんもいるはずだよ、きっと」
「りすとどんぐりははやくみつけられるはずだよ」
「はち(8)はちいさいからむずかしいけど、ぜったいみつけられるはずだよ」

この真ん中のあやしい生き物がりすに違いありません。
2008年12月24日
クリスマスの歌
クリスマスといえば、クリスマスソングなのだが、今年は久しぶりにポーグスの「ニューヨークの夢」をひっぱり出してきて何度もきいている。先日のみやこ音楽祭でふちがみとふなとがカバーしていたのを聴いて、ほんとに数年ぶりに思い出した。
この曲に参加しているカースティ・マッコールは当時(1980年代後半)、トレーシー・ウルマンに曲を提供したり、スミスを解散したばかりのジョニー・マーが参加した『カイト』を発表したりするなど(この頃、プロデューサーのスティーブ・リリィホワイトと夫婦だった)、イギリス系の音楽が好きなものの間ではわりと評判になっていた。
その辺りのことを調べて書こうとしたら、彼女は2000年12月にボート事故でなくなっていた。
YouTubeでは「ニューヨークの夢」のシンニード・オコーナー(!)がゲストとして参加しているものを含めライブ版がいくつかアップされていて、いっしょに声をだして歌っている観客の熱狂ぶりが、やたら感動的なのだ。聖なる酔っぱらいシェイン・マガウアン(ただの酔っぱらいにしか見えないけど、なんてかわいいんだ!)への愛にあふれていて、あたたかな気持ちになれる。
メリー・クリスマス!
この曲に参加しているカースティ・マッコールは当時(1980年代後半)、トレーシー・ウルマンに曲を提供したり、スミスを解散したばかりのジョニー・マーが参加した『カイト』を発表したりするなど(この頃、プロデューサーのスティーブ・リリィホワイトと夫婦だった)、イギリス系の音楽が好きなものの間ではわりと評判になっていた。
その辺りのことを調べて書こうとしたら、彼女は2000年12月にボート事故でなくなっていた。
YouTubeでは「ニューヨークの夢」のシンニード・オコーナー(!)がゲストとして参加しているものを含めライブ版がいくつかアップされていて、いっしょに声をだして歌っている観客の熱狂ぶりが、やたら感動的なのだ。聖なる酔っぱらいシェイン・マガウアン(ただの酔っぱらいにしか見えないけど、なんてかわいいんだ!)への愛にあふれていて、あたたかな気持ちになれる。
メリー・クリスマス!