2010年02月26日
悲しいニュース

毎月送られてくるRCSの会報にRCSとみなみ会館の提携が3月で終了し、メンバーシップの更新も同時に終わってしまうというショッキングなニュースが記されていた(大津の大津会館シネマホールも廃館になるそうだ)。
1990年にスタートしたRCSのメンバーシップに入会してから20年(!)。だいたい月に1〜2回のペースで(結婚してからそのペースもずいぶん落ちてきたのだけど)僕はずっとRCSの映画を観てきた(今年に入ってからも『アンヴィル』と『ASSAULT GIRLS』を観た)。
みなみ会館は今後は映画館の直営で上映を続け、廃館になるわけではないのだが、映画をみるときの指針のひとつとして20年も頼ってきたRCSとの関係が途切れてしまうことの喪失感が大きすぎて言葉にならない。
3月14日の最終上映まであと2週間。13日のオールナイトと最終日14日に上映されるゴダールの『ウィークエンド』、『はなればなれ』、そして“ポップコーン・ナイト・ラスト・レイトショー”以外に特別なプログラムがまったくない。提携終了は唐突な決定だったのだろうか。
これからもずっとRCSがセレクトした映画を僕は観るのだと思っていたのに・・・。
本当にショックで、残念なニュースだ・・・。
■RCS HP
■映画館からのおすすめ!
2010年02月24日
4月から小学生!

4月からいよいよ息子が小学校にあがります。
昨日は小学校でガイダンスがあり、併せてうわぐつや体操服の販売がありました。
帰り際、息子は買ったばかりの新しいうわぐつを履いて家へ帰ると、母親を困らせていました・・・。
生後11ヶ月から6年間通った保育園もあと一ヶ月です。
今週末は最後の生活発表会です。息子のクラスの演目はピーターパン。海賊の役で登場予定です。
2010年02月22日
2010年02月14日
磔磔と矢野顕子のライブ

『東京は夜の7時/矢野顕子』
磔磔のライブスケジュールをみていたら、4月に矢野顕子の名前を見つけた。
磔磔で矢野顕子!公式サイトをみてもチケットについて詳細が決まっていないようだし、「矢野顕子 磔磔 チケット」で検索しても、なんにもわからない。きっと気がついたときにはソールドアウトになっているに違いない。
磔磔のライブは2月にリリースされた『音楽堂』にあわせたツアーなので、もちろん弾き語りで、彼女の弾き語りはライブはそれはそれで魅力的なのだが、矢野顕子のライブと云えば、1979年にリリースされた『東京は夜の7時』につきるのだ。
バックメンバーは坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏に加えコーラスに山下達郎と吉田美奈子を従えるという豪華な布陣。もう全曲、とんでもないクオリティの演奏なのだ。終盤の「ト・キ・メ・キ」、「WALK ON THE WAY OF LIFE」で矢野顕子の歌と演奏の生み出す力強いグルーブに思わず前のめりになってしまい、音量もだんだん上げてしまう。
4曲目の「行け柳田」も素晴らしい。当時のジャイアンツのオーダーを並べただけの身もふたもないの歌詞、ピアノのみの演奏からバンドが入ってくる後半、サンバ的なパーカッションも入って一段もに二段もギアをあげて音がうねる。うねってさらに高いところへ登っていく。もうたまりません。僕はもっと高いところに連れてって欲しいと思うのだけれども、けっこうあっさり「行け柳田」の演奏は終わってしまう。でもその音のうねりへの渇望は「ト・キ・メ・キ」、「WALK ON THE WAY OF LIFE」で十分に満たされます。
それにしてもこのライブ盤が全9曲、トータル42分49秒というのが信じられない。もったいない。こういうライブこそ完全版でリリースして欲しい。
■矢野顕子 オフィシャルサイト
■磔磔HP
2010年02月11日
2010年02月09日
『かいじゅうたちのいるところ』を観た!

映画化が発表された2006年の春からずっと公開の日を待っていた『かいじゅうたちのいるところ Where the Wild Things Are』をようやく観ることができました。
予告編を観た段階では、絵本同様、映画としても僕にとって永遠のマスターピースになるのでは、と期待していたのですが、ちょっと思惑が外れてしまって、もやもやした気持ちが残ってしまう映画でした。
映像は申し分のないものです。マックスはナイーブな少年の心と子どものもつ無鉄砲さを両方持っていました。また“かいじゅう”たちの動きは素晴らしく、躍動感のある動きも文句がありません。
でも“かいじゅう”は僕のイメージしていた“かいじゅう”とは違いました。モーリス・センダックの原作からイメージした僕の“かいじゅう”は暴力的だけど、マックスの魔法にかかってしまうほどイノセントな生き物でした。でもスパイク・ジョーンズの“かいじゅう”たちは、あまりにも感情的で、なおかつ社会的な生き物でした。だいたい僕は“かいじゅう”にそれぞれ名前があることすら想像していませんでした。王様になったマックスが名付けるくらいだと思っていたのです。お互いに名前があるくらいなので、当然“かいじゅう”たちの関係は人間くさく、その関係のなかでストーリーが展開していきます。
僕のイメージとスパイク・ジョーンズのイメージが合わなかっただけなのかも知れません。セリフが少ない分、“かいじゅうたちのいるところ”はいろんな解釈ができる絵本なのだから・・・。
それと息子も一緒に見にいったために吹き替え版を観たのがいけなかったのかもしれません。加藤くんは彼なりにがんばっていたのだけど彼の声もまた僕のイメージと違いました。もういっかいDVDになったら、字幕版で観直そうと思います。それか、みなみ会館で上映しないかな。
あとヤー・ヤー・ヤーズのカレン・Oが歌う主題歌、挿入歌はよかったのですが、予告編で使用されていたアーケイド・ファイアの“ウェイク・アップ”はどういうことだったのだろう?僕は予告編の映像とともに、あの“ウェイク・アップ”に心底やられてしまったのです。
■『かいじゅうたちのいるところ』HP