2006年10月27日
獺祭書房にて。
いつもコメントをいれてくれるdrac obのブログで紹介されていた「獺祭書房」へ行ってきました。ちょっと近くへ寄る用事があったので、今出川室町から北の方へいくと西側にあるマンションの一階にありました。
ぐるっと見渡して、本を2冊購入しました。
「ベータ2のバラッド/サミュエル・R・ディレイニー他」
国書刊行会の“未来の文学”の第二期シリーズ。ニューウェーブSFの傑作アンソロジー。以前にも書いたことがあるが、ボクはニューウェーブに弱いのだ。
「オン・ザ・ボーダー/中上健次」
中上健次のエッセイ+対談集。対談は坂本龍一、栗本慎一郎、ビートたけし、そして超レアな村上春樹との対談。800円でした。
獺祭書房の屋号の由来は以下の通りです。(drac obさんのブログから引用)
獺(かわうそ)は、捕獲した魚を食べる前に岸辺に並べ置く習性を持つ。その様子になぞらえ、古来中国では詩作する人が机の周りに参考書籍を広げ散らすことを獺祭という。晩唐の詩人李商隠は、自らを獺祭魚と号し、広く故事を援用しつつ錯綜した時代の事蹟を詩に定着した。
カワウソを漢字で書くとなかなか恰好いいな。ちなみに「だっさいしょぼう」と読みます。
獺祭書房はこじんまりとして店内は明るく、ボク好みの本も多く並んでいました。ほかにも数冊気になる本があったので、近いうちにまた行ってみたいと思います。