2006年12月14日
「乙女のロックだんご」を買って。
みやこ音楽祭のsoul of どんとのときに小嶋さちほも1曲歌ったのだが、この前、ガケ書房で小嶋さちほ(真保みゆきとの共著)の「乙女のロックだんご」を見つけて購入した。奥付を見ると1986年に出版された初版なのだが、古本でもなく状態はすごくいい。みやこ音楽祭のプレイベントもひらかれたガケ書房なので、そういう縁で入荷したのかもしれない。
本の内容は当時の洋楽、邦楽問わずに気になるミュージシャン(ジョン・ライドン、プリンスから小泉今日子、尾崎豊まで)について二人が対談してるものだ。
小嶋さちほといえば、どんとの奥さんというより、ゼルダのリーダーとしてのイメージの方がボクはずっと強い。ゼルダのバンド名はもちろんゼルダ・フィッツジェラルドからきているのだが、頭でっかちな宝島少年だったボクにはそういうエピソードも含めて、ゼルダの音も知らない頃からなんとなく憧れてました。
そんな小嶋さちほが一時(おそらく87年か88年頃だったはずだ)、NHK-FMでDJをしていた。確か平日の夕方だったのだと思うのだが、高校生だったボクはよくエアチェックしていたのだ。洋楽ロックが選曲のメインで、田舎では貴重な音楽情報源だった。
当時、録音したカセットテープが今でもあって(もう聴かないけど)、オンエアリストも律儀につけていたりする。
1.クエスチョン1/ゼルダ
2.浴びる情/ゼルダ
3.エレクトリック・スィーティー/ゼルダ
4.ディア・ナチュラル/ゼルダ
5.密林伝説/ゼルダ
6.アスク・ジ・エンジェルズ/パティ・スミス・グループ
7.ティル・ヴィクトリー/パティ・スミス・グループ
8.グローリー/テレヴィジョン
9.ロックンロール・レディオ/ラモーンズ
10.ザ・ワイルド/ウルトラヴォックス
11.ニュー・ヨーロピアンズ/ウルトラヴォックス
12.1984年/デヴィッド・ボウイ
13.パジャマラマ/ロキシー・ミュージック
14.ヒーローズ/デヴィッド・ボウイ
15.ライオン・ハート/ケイト・ブッシュ
16.不法強制/ポップ・グループ
17.最後の凝視/マガジン
18.レイナード/ジュリアン・コープ
19.ワールド・シャット・ユア・マウス/ジュリアン・コープ
20.チェイン・オブ・フールズ/アレサ・フランクリン
21.帰ってほしいの/ジャクソン・ファイブ
22.シング・ア・シンプル・ソング/スライ&ファミリー・ストーン
23.ヘイ・ポッキー・アウェイ/ネヴィル・ブラザーズ
24.アイコ・アイコ/ドクター・ジョン
25.ジョニー・トゥー・バッド/スリッカーズ
26.ソウルキャプティプス/ボブ・マーリー&ウェイラーズ
27.ハイサイおじさん/喜納昌吉&チャンプルーズ
このときの題目は「耳で聴く小嶋さちほの音楽史」でパンク〜ニューウェーブ系の選曲はいかにもと
いう感じなのだが、ネヴィル・ブラザーズとドクター・ジョンに関しては絶対どんとの影響に違いない(この当時に結婚してたのかどうかは知らないけれど・・・)。
それにしてもNHKで夕方からポップ・グループとは素敵だな。どんな気持ちでボクがポップグループを聴いていたのか思い出せないけど、このリストのほとんどをCDで持ってるので、かなり影響を受けたのには違いない。
たぶん1年程、番組は続いたはずで、他にもカセットテープが残っている。声とか喋り方はよく覚えていてみやこ音楽祭のときは、さちほさんに関してはそれが懐かしかったな。
2006年12月11日
荒野に立つ。
大文字の火床から見上げると、青い空に浮かぶ真っ白な雲が、強い風に煽られて形をかえながら、北西から南東の方向へ流れていきました。ただの保育園児に過ぎない息子もなんとなく恰好いいです。吹きすさぶ風の中、荒野に、旅立つ少年のようでもあります。
前日の雨と強い風で空気が透き通っていたので、山頂に立つと鴨川から淀川へと続く流れの一番向こうに大阪の高層ビル群が見えました。
少し前に黒谷さんの山門に登ったとき、かっては山門から大阪城まで見渡すことができたというのに驚いたのですが、この光景を見るとあながち嘘でもない様子。
京都盆地から淀川沿いに大阪方面、南の方は奈良の方までずっと見渡すことができます。
敵軍の移動をいちはやく察知することができたというのも改めて実感。丸見えです。
2006年12月11日
冬いちご
昨日、大文字へ登る途中で見つけた冬いちご。紅い煌きが色褪せた冬の林道脇で目だっていました。
息子の保育園ではよく瓜生山に散歩にいくので、しょっちゅう冬いちごを見つけて食べているようですが果物全般が苦手な息子はやっぱり口にしませんでした。