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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年02月22日

戸川純本


『ハート温泉/戸川純、月乃光司』

戸川純の本が出た!といっても内容はインターネットラジオの人生相談をまとめたもの。いくら戸川純が好きだからといって、これは勇んで買うようなものでもないのだが、おそらく出版社もそのことは気がついているので、未発表のライブ音源のはいったCDが付いている。これは買うしかない。

というかもう買った(2000円もした)。

ライブは80年代の東京ポップカルチャーの拠点となった“ナイロン100%”の30周年記念ライブでの「諦念プシガンガ」と「パンク蛹化の女」の2曲。

たった2曲だ。

CDの残った部分には他に遠藤みちろう(!)をゲストに迎えた新録の悩み相談がおさめられている(当然こっちの方が断然長い)。

でもこんな本なので、まもなく絶版になるのは必至。おそらく高値で取引されるようになるに違いない。もう1冊買った方がいいかも知れないのだが、どうせなら去年出た80年代のナイロン100%のエピソードを集めた『NYLON100% 80年代渋谷発ポップ・カルチャーの源流/ばるぼら』を買った方がずっと読んで刺激的なのは間違いない。

『ハート温泉』は悩み相談の間に戸川純の歌の歌詞と自曲解説が載っているのが、ちょっとウレシイ。

  


Posted by もり at 01:18Comments(0)ホン

2009年02月13日

サスケと仲間たち、そして天照の黒い炎


『NARUTO 巻ノ45 ~戦場、木ノ葉!!』

 サスケ率いる鷹チームと八尾=キラー・ビーとの戦いは、サスケの月読を、尾獣をコントロールすることによってあっさりと破ったキラー・ビーがさらに八尾を解放することにより圧倒的に優位になります。身を呈してサスケを守ろうとする水月、自らのチャクラを分け与えサスケの快復を促す重吾、香燐にサスケは一瞬、木の葉の仲間たちを思い出します。

 八尾を目の前にして、水月、重吾、香燐の想いがフラッシュバックし、その向うにナルト、カカシ、サクラの姿を感じたサスケのシーンがこの巻の白眉であり、いつか行われるであろうサスケとナルトの最後の闘いの後を暗示しているように感じます。

 そしてサスケは万華鏡写輪眼を廻し、天照を発動させます。イタチから託された天照の黒い炎は八尾を覆い、形勢は一気に逆転し、闘いそのものを終わらせてしまいます。さらに逃げ損ねた香燐に燃え移った黒い炎をサスケは仲間に対する強い想いで消してしまうのです。

 八尾(ダミーだったのですが…)を狩った「暁」は、さらに九尾=ナルトの捕獲すべく、ペイン自らが木の葉の里に乗り込みます。六人のペインを前にして、対等に闘うことができるのがカカシひとりしか里に残っていなかったのが木の葉の不運というか、意外に人材不足を感じさせます。他にもたくさん上忍が居るはずなのに、ペインに好き放題やられています。

 さらにがっかりなのが、ナルトの仙術修行がわりと簡単にというか早くすすむところ。影分身をうまく使っているのかも知れませんが、わずか数日で仙術を身につけるとは…。ちょっと納得がいきません。いくら主人公とはいえ(その体内に宿している九尾のチャクラの量が膨大であったとしても)、簡単に強くなりすぎでは。修行シーンはつまらないので、さっさと進むことに対しては問題がないのですが、もう少し時間の経過に気をつかって欲しいのだ。

 とはいえさらに雷影と雷の国の小隊が新しいキャラとして登場。ペインと輪廻眼の謎についてもまだ断片的にしか解けていないし、おそらく六道ペインを倒したあとに輪廻眼を持つ長門が出てくるはずで、『NARUTO』はまだまだ続きそうです。

   


Posted by もり at 02:46Comments(0)ホン

2009年01月28日

「檸檬」の果物屋が閉店・・・。

梶井基次郎の「檸檬」のなかで、主人公が檸檬を買った果物屋八百卯(やおう)が閉店したと昨日の京都新聞朝刊に載っていました(読売新聞の夕刊にも記事が出てました)。



店頭に貼られた「閉店のご挨拶」にも「檸檬の店で永きに渉り~」と書いてあって、今朝、お店の前を通ったときもひとりの男性が足をとめて貼紙を見ていました。

檸檬爆弾を仕掛けられた丸善も今はもうありません。
丸善が閉店するときはレモンと並べて新潮文庫と岩波文庫の『檸檬』が平積みにされてました。


↑当時書いていたブログにそのときの写真をアップしていました。

そのとき僕は岩波文庫の『檸檬/冬の日』を買ったのですが、この八百卯で檸檬を買ったことはありません・・・。

  


Posted by もり at 23:43Comments(2)ホン

2008年12月31日

恵文社の古本市



毎年恒例になってきた恵文社の「冬の大古本市」。今年もなかなかよい本にめぐりあえました(ちょい高めだけど)。

『俺は手を汚す/若松孝二』
今年観た映画のベスト『実録・連合赤軍』の若松監督の自伝。1982年頃までのことが書かれている。大島渚の『愛のコリーダ』のプロデュースをしてたんだ。

『ユリイカ 特集*内田百閒』
内田百閒は来年、生誕120周年。福武文庫で読んだきりで再読したいと思いつつもう10年以上。旧かなづかいの全集が欲しいのですが9万くらいしてまったく手がでません。このユリイカでは詩人の諏訪優も寄稿していて興味深い。

『寒山の森から/田渕義雄』
名著『フライフィッシング教書』の作者のエッセイ。もちろん釣りのことも載っています。

今年もたくさん本を買ったのだ。読む量は減っているけれど、本を買うペースはアップ気味で、また新しい本棚を買わねば。奥さんの買う絵本も半端ではないしな。恵文社の古本市は1月5日まで。終わる前にもう一度みにいこうか。

恵文社HP  


Posted by もり at 06:14Comments(2)ホン

2008年11月15日

イタチと自来也のいない世界で


NARUTO 巻ノ44 「仙術伝承…!!」

 42巻で自来也が、43巻ではイタチが死亡しました。ふたりの居ない世界でナルトとサスケはそれぞれの想いを胸に、感傷に浸るヒマもなく次ぎの戦いへと急き立てられます。
 
 44巻で記されたペインの謎解き、サスケの八尾狩り、ナルトの仙術修行は次ぎの展開に向けた序章でしかなく、ジャンプの連載時も月曜日を待ちわびたそれ以前の数ヶ月に比べると、今いちテンションがあがりませんでした(八尾のキャラにももうひとつのめりこめないし・・・)。

 イタチの身体を蝕んでいた病について、具体的な説明はなかったのですが、おそらくは万華鏡写輪眼の使い過ぎによるものに違いありません。サスケへの想いはうちは一族よりも重いものだと感じていたイタチは、結果的にサスケが万華鏡を開眼することを手助けするような形で死んでいきました(むしろ開眼させる為に)。イタチ自身の命を奪うような危険な万華鏡をサスケに与えるのは、矛盾しているような気がして、違和感を感じてしまいます。それがトビ=マダラに対する対抗手段であったとしても。

 イタチは、死に際に天照をサスケに託したのですが、ナルトにも何かを託している様子がこの巻の冒頭で描かれています。サスケが万華鏡で、命の危険に晒されたときに、イタチがナルトに残したものがサスケを助けるような気がしてなりません。

 ともあれリアルタイムのジャンプではペインが九尾を狩る為に木の葉を侵攻し、月曜がまた待ち遠しくなってきました。ナルトの仙術修行は興味ありません・・・。



   


Posted by もり at 03:52Comments(0)ホン

2008年09月30日

ガケに古川日出男がやってきた!



 27日の土曜日、ガケ書房に古川日出男がやってきた。新作「聖家族」の朗読+トーク+サイン会。万難を排して僕はガケにかけつけた。

 「聖家族」の前に「LOVE」(未読)の続編で執筆中だという「MUSIC」の朗読からはじまった。ちょうど京都を巡るシーンで伏見稲荷から吉田神社、三十三間堂界隈の描写があって、ぐっと引き込まれる。言葉がすっと頭のなかにはいってきて、各地のイメージが鮮やかに浮かぶ。知っている土地だからな。それにしても、古川日出男の朗読は想像していたよりもずっと感情的で演劇的で音楽のようでもあって楽しかった。

 センテンスの短い文章は、音とリズム感を意識して作られている。朗読のあとの質疑応答でもあったのだが、朗読をはじめたことによって、作家の文体が変わり、変わったことによって、さらに朗読がスリリングなものになっていく。循環していく作家の思考、物語、音が言葉のグルーヴが生み出す。そしてそのグルーヴをともなった文章こそが、古川日出男を際立たせている。

 ガケに集まったのは大学生らしき恰好のひとがほとんどで、もしかすると、僕が最年長?でもミーハーなので、本も買って、サインもしてもらいました。「聖家族」は上下2段組で700ページ以上というボリュームがあって、読み出すのにちょっと勢いが必要です。
 とりあえず、まだ未読だった「LOVE」から読むことにしよう。

古川日出男HP
ガケ書房HP



   


Posted by もり at 02:54Comments(0)ホン