2008年09月25日
ガケに古川日出男がやってくる!

今週の土曜、ガケ書房に新作「聖家族」をひっさげて古川日出男がやってくる。朗読+トーク+サイン会という催しだ。なにしろ作家の朗読会なんて、これまで見たこともないので、いったいどういうものになるのか、楽しみでしようがない。
「13」の濃密な物語にうちのめされ、20世紀の歴史を犬の系譜で綴る「ベルカ、吠えないのか 」にぐいぐい引き込まれた。8月の終りにガケ書房でちらしを見つけてから楽しみにしていたのに、その日、実家から両親が京都に来ることになってしまったのだ。バッド・タイミング極まりない。
どうにかさわりだけでも見にいけないか、じたばたと画策してみます。
■古川日出男HP
■ガケ書房HP
2008年08月09日
サスケとイタチ、うちは一族とマダラの秘密

「NARUTO 巻ノ43〜真実を知る者」
42巻から続く、サスケとイタチの闘い。幻術のかけあいからそれぞれの忍術を駆使した闘いに移る。イタチの“月読”“天照”、サスケの“麒麟”、そしてイタチの“須佐能乎”と、闘いのテンションは限界を毎回越えて、どこまでもあがっていく(大蛇丸の出現は余計だった…)。相手の技を受けつつ、見せ場を作り、さらにそれを上回る技をかけていく。
結局、イタチはサスケに敗れたのではなく、謎の病(万華鏡写輪眼のつかいすぎ?)に倒れたのだが、そのあとマダラから語られるうちは一族と木の葉の歴史、そしてイタチの秘密にジャンプに連載時は毎週、身悶えしながら読んだのだが、こうしてコミックスにまとまって一気に通読すると、イタチの最期の笑顔と兄の想いを知ったサスケの涙にあらためて、泣きそうになりました(だけど、最後のサスケの顔=万華鏡写輪眼が変)。
ペインと自来也の闘いから続く(いや、その前のサスケとデイダラの闘いからか)数巻はマンガの枠を越えたエンタテイメントとしても最上のものだ。絵の完成度、コマの見せ方、以前からはりめぐらされていた伏線が集約するストーリー展開。ナルトを読むようになってまだ1年なのだが、この1年は月曜が楽しみでしようがなかったのだ。
マダラがまだ隠している真実とマダラ自身の秘密、それに4代目が九尾をナルトに封印した理由が明かされるのはいつになるのか?まだまだ目がはなせません(サスケと八尾の闘いはかったるいです)。
2008年06月03日
イタチのクリアファイル
ローソンで8月に公開される『ナルト疾風伝』の前売チケット発売に合わせて「ナルト見参キャンペーン」をやっていてチョコを二つ買ってイタチのクリアファイルを手にいれました。右下の名前が太ゴシックなのが今いちなのだがしようがありません。
それより、問題は今週のジャンプの連載です。
イタチのデコピンとサスケへの最期の言葉に、僕はサスケと共に号泣しました。しかしそれも束の間、サスケは木の葉をつぶすと宣言。万華鏡も手に入れてしまいました(ちょっと変なデザインだけど・・・)。マダラの云うことを真に受け、木の葉に闘いを挑もうとしているサスケは、イタチが一族を根絶やしにしてまでも守ろうとした平和についてサスケは考えを巡らすことはできないのでしょうか?
マダラの云うことを全部信じていいはずがありません。
うちは一族のクーデター計画とイタチが木の葉から命を受け一族を虐殺したところは本当なのだと思いますが、イタチとマダラの関係、イタチと「暁」の関係にはまだ留保すべき事項がいくつかあるように思われます。マダラの写輪眼に反応して、天照が発動するようにサスケの眼に仕込んだということは、イタチはマダラからサスケを守りたかったのだということに違いありません。
思えばサスケはイタチが両親を含む一族を虐殺したという事実だけで、イタチのその苦しい気持ちを慮ることもなくただただイタチを倒すためだけに力を得ようとしてきました。そして、ここでもマダラの語る真実(とやら)を全面的に受け入れて、イタチを苦しめた敵とばかりに木の葉に向かおうとしています。
万華鏡写輪眼をその眼に宿したにもかかわらず、サスケは真実を見定めることがかなわないようです。
2008年05月30日
自来也の死、そしてサスケとイタチの闘い

NARUTO 巻ノ42 「万華鏡の秘密…!!」
GWのさなかに発売されたナルトの42巻。自来也とナルトの表紙にグッときます。木もれ日の射す木陰で自来也に身をあずけ眠るナルト。ナルトにとって自来也は全てをゆだねることができる父のような存在であり、自来也にとっては弟子である4代目火影の息子であり、結果的に彼の最後の弟子になってしまいました。
自来也はペインの正体を頭に託し、自らの忍びの道を確認するように死んでいきます。そして、イタチとサスケの最後の闘いが繰り広げられ、うちは一族と万華鏡写輪眼の秘密がイタチの口から語られます。二人の幻術を駆使した闘いそのものよりも、「ナルト」のストーリーを貫く謎にも繋がってくる重要なエピソードです。
ジャンプの連載では、さらにマダラからも、うちは一族の歴史とイタチの一族虐殺の秘密について語られました。サスケは兄イタチを、連載の最初から敵(かたき)として捉えています。1999年の連載当初から仕掛けられていた「ナルト」の全貌がようやく垣間みられたのかと思うと、また最初から読み返したくなります。
あと残された最大の謎は四代目火影が九尾をナルトに封じ込めた理由でしょうか。毎週月曜の楽しみはまだ当分続きそうです。
ところで、自来也の死について、木の葉隠れの里のものは誰もまだ知らないんだよなぁ。早く自来也を弔ってあげてください。
2008年02月18日
写真の力

写真には疎いのだけれども、そんな僕でもロバート・キャパやアンリ・カルティエ=ブレッソンの名前くらいなら聞いたことがあって、彼らが1947年に結成した国際的な写真家集団がマグナム・フォトです。その創設60周年を記念して全会員69名の写真の代表作を集めて超弩級の写真集「MAGNUM MAGNUM」が8ヶ国語で発刊されました。日本語版は青幻舍発行で、23,100円!値段も破格です…。
青幻舍のHPで収録されている写真を数点観ることができます。あの9.11の日に粉塵の煙るマンハッタンの対岸でなにも起こっていないかのように談笑する若者たちの写真が印象的でした。海の向こうで発生している戦争状態と緊張感皆無の彼らの対比が鮮やかすぎて、寒気がします。
気になって調べてみるとマグナム・フォト東京支社のHPにすぐに辿り着き、そこにアップされている彼らの無数の写真を見ていたらこんな時間になっていました。
■青幻舍HP
■マグナム・フォト東京支社 HP
■Magnum Photos HP
2008年02月07日
自来也とペイン、サスケとイタチ

NARUTO 巻ノ41 「自来也の選択」
ナルトの最新巻。先週、コンビニで見つけて即購入。
自来也とペインの戦い。仙道バージョンの自来也は3人ペインに勝利するも、六道ペインがあらわれて窮地に・・・、というところまで。
3回も読み返しておいてこんなことを云うのもなんだが、もうジャンプで読んでるので、自来也のピンチで次巻に続くとなっても焦れったくありません。
それより、現在進行のサスケ対イタチの方が気になります。
サスケを圧倒し、サスケの目に指をかけようとするイタチなのだが、先週、万華鏡写輪眼を移植することで、永遠の万華鏡写輪眼を手に入れるって云ってなかったっけ・・・。サスケはまだ万華鏡を開眼してないはずだから、イタチがサスケの目に指をかけたのは、きっと幻術=月読のなかだ。
サスケもまだ呪印を解放していないし、まだ暫くサスケ対イタチが続きそう(たぶん)。
それにしても、サスケが幼い頃、イタチにデコピンをされていたシーンが、ここに伏線として繋がってるのには驚いた。
全部、計算づくだったんだな。うん。