2006年06月22日
不思議惑星キン・ザ・ザ

「不思議惑星キン・ザ・ザ」は1986年に旧ソ連で製作された奇跡のような映画だ。カルトなSF映画として知るひとぞ知る映画なのだが、僕もたいして期待せずに観たら脳みそをぐらぐらと揺さぶられてしまったのだ。
空間転移装置によって冬のモスクワから建築技師と学生がとばされたのは砂漠の広がる惑星、キン・ザ・ザ。見知らぬ星で途方にくれる二人が地球へ戻るまでの、あさはかな知恵と独りよがりの勇気とうすっぺらな友情のゆる〜い冒険活劇。力の抜けぐあいとその抜ける方向が計算なのか、ただの天然なのか、旧ソ連のことなのでよくわかりませんがトリコになること間違いなし。
鼻の下にぶらさげた鈴を鳴らすことは従属を意味したり、ほっぺたをぺたぺたと叩いてひざを折り曲げ「く〜」と力なく挨拶を交わしたり、わけがわからないままキンザザワールドははまってしまい映画をみたあともしばらく「く〜」と云ってたのはボクです。


まったく私的な感想ですが、この10年で観た映画のなかで、文句なくナンバー1。何度でも観たいです。いろんなひとに薦めたいです。
「不思議惑星キン・ザ・ザ」が久々にスクリーンに登場。みなみ会館で6月24日の夜に“惑星★Night”というオールナイトのイベントのトリを飾ります。
what a fantastic cinema night! 惑星★Night
〜京都に不思議惑星、大接近!!〜
23:15〜『散歩する惑星』
1:15〜『緑玉紳士』
2:55〜『ファンタスティック・プラネット』
4:25(〜6:45終了予定)『不思議惑星キン・ザ・ザ』