2007年07月12日
ひとり暮らしの夜
奥さんと息子が実家に帰ったままなので、平日はひとりで暮らしてます。夜遅くに、灯りの消えた家に辿り着くと僕はシャワーを浴び、ゴハンを炊いて、簡単なおかずを作ったり、レトルトのカレーを鍋で温めて、ビールを飲みます。
これまでだって、家に帰ると、奥さんも息子も寝ていることが多かったので、ひとりでゴハンを食べるところは変わらないのですが、僕以外にはことりとも音のしない家は人の気配がまったくなくて、やっぱり広過ぎます。
淋しい僕の気持ちと家人の居ない余った空間を柔らかな音で満たしたくて、この数日こればかり聴いてます。

「The First of a Million Kisses/Fairground Attraction」
1988年に発表されたフェアグランド・アトラクションのデヴュー作であり、最期の作品。もう20年も前のCDです。
僕も京都に来て、まもなく20年になります。結婚する前、ひとり暮らしをしていた最期の5年位の記憶が定かでなく、頻りにその間のことを思い出そうとするのですが、脳の奥の方には茫洋とした海が頼りなく広がっていて、根を詰めると足下がぐらぐらとするような不安に襲われます。うんうん唸ってみても、何もでてきません・・・。
エディー・リーダーの声はそんな僕にも優しくて、ノスタルジックで幸福な音が虚ろな僕のココロにゆっくりと満ちていきます。明日もまた無事に朝を迎えられるような気がします。
ひとり暮らしは7月末頃まで続く予定です。
これまでだって、家に帰ると、奥さんも息子も寝ていることが多かったので、ひとりでゴハンを食べるところは変わらないのですが、僕以外にはことりとも音のしない家は人の気配がまったくなくて、やっぱり広過ぎます。
淋しい僕の気持ちと家人の居ない余った空間を柔らかな音で満たしたくて、この数日こればかり聴いてます。

「The First of a Million Kisses/Fairground Attraction」
1988年に発表されたフェアグランド・アトラクションのデヴュー作であり、最期の作品。もう20年も前のCDです。
僕も京都に来て、まもなく20年になります。結婚する前、ひとり暮らしをしていた最期の5年位の記憶が定かでなく、頻りにその間のことを思い出そうとするのですが、脳の奥の方には茫洋とした海が頼りなく広がっていて、根を詰めると足下がぐらぐらとするような不安に襲われます。うんうん唸ってみても、何もでてきません・・・。
エディー・リーダーの声はそんな僕にも優しくて、ノスタルジックで幸福な音が虚ろな僕のココロにゆっくりと満ちていきます。明日もまた無事に朝を迎えられるような気がします。
ひとり暮らしは7月末頃まで続く予定です。
2007年07月10日
曼殊院の幽霊
息子の母方のおばあちゃんが入院しているため、奥さんと息子は実家に帰っています。僕も週末は釣りに行く気持ちを放棄して修学院にある奥さんの実家で過ごします。
日曜日は息子を虫採りに連れていきました。
音羽川の上流は大掛かりな護岸と堰堤によって、いわゆる親水広場として整備されていますが、多くのひとに利用されてないのが救いでまだまだ静かです。
その広場の南側にクヌギの木が何本も生えているのを僕は数年前に見つけていました。カブトムシの頭が落ちているのを見つけたこともあるので、期待してたのですが、小さな黒いカナブンを見つけただけでした。息子はなにやら喜んで虫かごに大事そうにいれていますが、僕はちっともおもしろくありません。
帰りに曼殊院の方へまわると、壁沿いの苔の緑がいっそう深く鮮やかでした。

紅葉の時期とは違って観光で訪れるひともまばらで、タクシーが二台停まっているだけです。
曼殊院といえば、紅葉よりなにより幽霊の掛け軸です。初めて見たときは、何も知らずのぞいた廊下の奥の正面に無造作に飾ってあって、心底驚きました。あまりの禍々しさにぞぞぞと寒気がたったものです。
二度目にみたときは曼殊院が改装中で祭壇のようなものにまつられていて、最初ほどの衝撃はありませんでした。
今はどうなっているのでしょう。由来が由来だけに曼殊院のホームページにはひとことも記載されていません・・・。不自然といえばあまりに不自然。やはり祟りがあるのでしょうか?
掛け軸に描かれた幽霊の気配が辺りに満ちていました。首筋に流れる汗が、湿っぽい夏の空気がまとわりついたせいなのか、それとも冷や汗なのか、僕にはわかりませんでした。
そんな恐ろしいことに僕が思いを巡らしていたことに息子はちっとも気がついていません。
ブンブンのはいった虫かごを抱えて、冷たい麦茶を口にしています。息子はまだ虫を採りたい気持ちでいっぱいのようですが、家に帰ることにしました。
幽霊の掛け軸のことはともかく、修学院か、大文字辺りでカブトムシやクワガタが採れるところを誰か教えてください。
日曜日は息子を虫採りに連れていきました。
音羽川の上流は大掛かりな護岸と堰堤によって、いわゆる親水広場として整備されていますが、多くのひとに利用されてないのが救いでまだまだ静かです。
その広場の南側にクヌギの木が何本も生えているのを僕は数年前に見つけていました。カブトムシの頭が落ちているのを見つけたこともあるので、期待してたのですが、小さな黒いカナブンを見つけただけでした。息子はなにやら喜んで虫かごに大事そうにいれていますが、僕はちっともおもしろくありません。
帰りに曼殊院の方へまわると、壁沿いの苔の緑がいっそう深く鮮やかでした。
紅葉の時期とは違って観光で訪れるひともまばらで、タクシーが二台停まっているだけです。
曼殊院といえば、紅葉よりなにより幽霊の掛け軸です。初めて見たときは、何も知らずのぞいた廊下の奥の正面に無造作に飾ってあって、心底驚きました。あまりの禍々しさにぞぞぞと寒気がたったものです。
二度目にみたときは曼殊院が改装中で祭壇のようなものにまつられていて、最初ほどの衝撃はありませんでした。
今はどうなっているのでしょう。由来が由来だけに曼殊院のホームページにはひとことも記載されていません・・・。不自然といえばあまりに不自然。やはり祟りがあるのでしょうか?
掛け軸に描かれた幽霊の気配が辺りに満ちていました。首筋に流れる汗が、湿っぽい夏の空気がまとわりついたせいなのか、それとも冷や汗なのか、僕にはわかりませんでした。
そんな恐ろしいことに僕が思いを巡らしていたことに息子はちっとも気がついていません。
ブンブンのはいった虫かごを抱えて、冷たい麦茶を口にしています。息子はまだ虫を採りたい気持ちでいっぱいのようですが、家に帰ることにしました。
幽霊の掛け軸のことはともかく、修学院か、大文字辺りでカブトムシやクワガタが採れるところを誰か教えてください。
2007年07月08日
2007年07月07日
七夕だんご
いつも売ってる串だんごは三色だけど七夕だんごはスペシャルな五色だんご。
今日は七夕だけど天気はいまいち。曇天です。
分厚い雲の向こうの織り姫と彦星におばあちゃんの足がよくなることを息子とお願いしよう!
2007年07月06日
ダフト・パンク エレクトロマ

先週、久しぶりに観てきた映画が「ダフト・パンク エレクトロマ」。
ダフト・パンクのスタイリッシュな世界観をぎゅっと詰め込んでえいっと乱暴に映画にしてます。ヘルメットを被っただけのロボットは美しく最初のインパクトはかなりあります。
どうやら人間になりたかったのに、人間になれなかった主人公(?)の二人の物語は徹底的にシュールで台詞もありません。二人(というより2台)は延々と砂漠を歩いて唐突に自死を選択します。頼りない爆発と太陽光とレンズをつかっての自らを燃やす様はもしかすると笑いとばすべき場面だったのかも知れません。
淡々とした映像とときおり挿入される音楽に負けることなく僕の頭の中ではずっと「ワン・モア・タイム」が鳴っていました(眠気に抗うために・・・)。あの曲に象徴されるようなダフト・パンク的なハッピーでアッパーな高揚感を期待すると100%裏切られます。
みなみ会館での上映は今日(7月6日の21:45〜)がラスト。お見逃しなくとは云えません。しっかり睡眠をとっていかないと、ひたすら眠ってしまう場合があるので要注意です。
予告編で観た「ルネッサンス」がおもしろそうでした。モノクロームで細密な2054年のパリを描いた映像がかなり凄かったです!
■ダフト・パンク エレクトロマHP
■ルネッサンスHP
■みなみ会館HP
追記
9月26日にDVDがでるみたいですね。
2007年07月03日
川で遊ぶ
いつものように川へ遊びにいこうと息子を誘っても、最初はいかへんしと云ってたのに、ふたばでだんごを買おうと連れ出したら、すぐに川に入って、シャツもパンツも濡らしながら遊んでいます。どこからか長い棒切れを見つけてきてぶんぶんと振り回しています。
鴨川の流れは梅雨の影響で水量が多くなっていて、小学生の男の子が勢いのある流れにのって流されては歓声をあげています。
息子も流れの早いところでは水圧を受けて自由がきかないのか慎重に足を運んでいます。
まとまった雨から数日たっているので、底石が見えるくらいに澄んでいて、出町辺りの鴨川がいちばんきれいなときです。