2007年05月28日
はじめてのガサガサ
金曜に降った雨で増水した鴨川の水量も落ち着いたはずなので、出町の三角州へ息子と出掛けました。川端ニックで網を買って、息子は初めてのガサガサに挑戦です。
最初は川岸に生えた草の上から網をいれようとして、なんにも採れなかったのですが、一緒に水の流れる草の下から網をいれるてやり方を教えてやると、すぐに覚えて、ひとりでガサガサやってました。
川エビやピンチョロ(フタオカゲロウの幼虫)に混じって、大型の細長いヤゴが採れました。息子より僕の方が興奮してしまいました。見たことのないその大型の水生昆虫は最初はミズカマキリかと思ったのですが、よく見るとヤゴのような特徴をしています。体長は4センチはあるでしょうか?帰宅して調べるとハグロトンボのヤゴに似ていました。
よく晴れた日曜日の午後は大勢のひとが集まっていました。親子づれのほとんどは僕たちと同じ網を持って、虫や魚を採ってました。大きなハゼの仲間やアメリカザリガニをいれたバケツもあって、対抗心がメラメラと燃え上がってきます。
三角州の真ん中では大学生のグループがバーベキューをしていて、その匂いが辺りに強く漂っています。その中で凧上げをしているグループがいて、おそろしく長い糸をつかってるみたいで、糸は伸びているのですが、その凧がどこにあるのか目を凝らしてもちっとも見えません。凧上げをしているひとの横で双眼鏡をつかって凧の位置を確認しているひともいます。何百メートルか、もしかするとそれ以上の長さがあるのかも知れません。
特別な凧かと思っていたら、長い時間かけて、回収されたそれはプリキュアがプリントされたビニールのキレのような安物のカイトでした。

うちに帰った息子はヤゴやエビを母親に自慢しています。
ペットボトルに船に乗って、トンボ池の中をのぞく「あまがえるりょこうしゃ—トンボいけたんけん」の絵本を見て、自分の採ってきたヤゴと比べていました。
よく見るとお腹に卵を持ったエビがいて、小さな黒い粒々がわさわさと蠢いています。孵化が近そうです。家で飼うこともできないし、もう逃がしてやろうというのですが、息子がその提案に合意するはずもありません。エビなんか、ヤゴにすぐにやられてしまいそうです・・・。