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Posted by 京つう運営事務局 at

2007年05月15日

川の思いで



 GWは飛騨地方でなかなかよい釣りができました(もう1週間も前だけど)。
 もうフライを始めて10年以上になるけれど、岐阜県の川は苦手でした。あんまり釣れた記憶がありません。あんなにきれいな川がたくさんあるのに、どの川も僕にはひどくつれなかったです。 それが、今回の釣行では、サイズはものたりなかったのですが、コンスタントにイワナが釣れたのでした。こんなの初めてです。

 だいたい岐阜県の川はどこも釣り人が多過ぎるのです。
 あぁ、この辺よさそうだなぁと思って川沿いに移動していると、車が止まり(たいてい尾張小牧ナンバーだったりします!)、川の中に先行者がたっています。たぶん、僕がフライを始めた頃は今よりも釣りブームで特に釣り人が多かったようです。その当時は日本の人口が半分になればいいのにと本気で思っていました。

 もちろん、釣り人が多いだけが釣れない理由ではなかったのですが、そんな釣果のあがらない川に僕は何度も通ったのでした。

 フライを始める前に一度、僕は長良川の支流、吉田川で泳いだことがあります。ひどく暑い夏の日のことでした。当時はまだ東海北陸自動車道ができる前で長良川に沿ったぐねぐねと曲がりくねった長い道のりを走って郡上八幡に着いたのでした。
 吉田川の清流は夏の日射しを浴びてきらきらと輝いてました。外はうだるような夏の暑さなのに、川の水はおそろしく冷たくて数分も入っていられませんでした。ちょっとした淵には大きな鮎と無数の小さなアマゴが群れて泳いでいました。

 それは長良川河口堰のできる前の最期の清流の最期の時期だったのかも知れません。手を伸ばせば触れられそうなほどのアマゴや鮎が目の前を泳いでいるのです。で、手を伸ばすと、やっぱりすいすいと軽く逃げられました。宝石のように輝く魚たちに圧倒され、子どもみたいにはしゃいだのでした。

 フライをするようになって、初めての遠征で訪れたのはやっぱり吉田川だったのですが、まったく釣れませんでした。その川の豊かな魚の光景が記憶に鮮明に残っていただけに、釣れない事実はまったく受け入れがたいものでした。まだ春先だったのに、潜って魚が居ることを確認したくてしようがありませんでした。

 何年たっても釣りはうまくならないけれど、ときどき何かの拍子で、よい釣りをすることができて、その記憶を頼りにまた川へ向います。釣れなくても、やっぱり悔しくて、釣れた記憶といっしょにあの夏の吉田川をたぐり寄せて、また次ぎの釣行を計画します。

 えっと、今度は6月かなぁ。7月には富山にも行きたいですね。   

Posted by もり at 01:25Comments(2)フィッシング