2006年12月31日
岳(3)/石塚真一

9月に第2巻が出たばっかりなのに、もう3巻が発売されました。この頃、増刊号だけでなくビックコミックオリジナルにもよく掲載されてるからな。3巻の発売前にもオリジナルに1ページのカラー広告が載っていたりして、小学館のやる気がうかがえます。
世間的に認知度があがってくると、逆に引いてしまうという困った性格のボクですが、やっぱりいいものはいいので2巻に続いて紹介します。
あいかわらず山でひとが死んだり生きたりしています。死ぬひとはだいたい凄惨な死に方をし、「岳」のリアリティを支えています。主人公の三歩は朗らかな笑顔をして山そのもののような包容力で全ての山に向かうひとを受け入れています。山の天使なのか、悪魔なのか、彼に魅入られたひとたちは決して山から離れることはできないでしょう。山に登らないボクですら山に行ってみたいなと思うほどです。実はかなり危険な本だったりするのです。
来年あたりドラマか映画になるかもしれないなぁ・・・。
■岳(2)/石塚真一
Posted by もり at 05:40│Comments(0)
│ホン
この記事へのトラックバック
岳 3 (3) 作者: 石塚真一 出版社/メーカー: 小学館 メディア: コミック またしてももりさんのブログで発売を知りました。いい表紙だと思います。個人的には2巻が一番好きかなぁ(でも2回泣...
[本][山] 『岳』第3巻【半島的 Diary】at 2007年01月07日 14:58