2006年10月03日
秋の音楽。

10月になると秋の夜長という言葉がしっくりくるのだが、この頃、よく聴いているのがエリオット・スミスの「From a Basement on the Hill」だ。
胸に刃物を突き立てて自らの命を断ったエリオット・スミスのことはずっと気になっていたけれど、ちゃんとCDを買ったのは、彼の死後だった。
既に名作とうたわれていた 「XO」「Figure 8」と聴いて、彼の声がだんだんにボクの中に沁み入ったのちに遺作として発表されたのが「From A Basement On The Hill」だった。彼の死後、1年がたとうとしていた。
エリオット・スミスは死の縁に立ちながら、歌をつくり、歌をうたった。 この美しいアルバムを死と引き換えに残したのだ。音楽は彼を救うことができなかったのだとしても、彼の音楽は誰かを救うことができる。
エリオット・スミスが死んだのは2003年の10月21日。彼の命日がまた巡ってくる。
彼の命日を調べていたら、1969年生まれだった。ボクと同い年じゃないか!
まったく関係はないが、昨日、凱旋門賞で破れた武豊も1969年生まれだ。
まったく関係はないが、昨日、凱旋門賞で破れた武豊も1969年生まれだ。
Posted by もり at 03:22│Comments(0)
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