2006年06月14日
ボブ・ディランのニューアルバムとDVD

ニューアルバムよりずっと楽しみなのがドキュメンタリー映画「ノー・ディレクション・ホーム」のDVD化である。1960年代のボブ・ディランの貴重な映像、インタヴュー、ライブが満載のドキュメンタリー。監督はマーティン・スコセッシ。
フォークとか、ロックとか当時は問題になったのだけれども、その歌や歌詞はディランとしかいいようのない。
“どんな気がする たったひとり かえりみちのないことは”
と歌われるライク・ア・ローリングストーンから引用するまでもなく当時のディランはただひとりロックの荒野を歩いてきたのだ。
彼の生い立ち、そしてデビューから5年の1966年の伝説的なロイヤルアルバートホールまでの濃密なときを210分にまとめている。ボクはみなみ会館で観たのだが、210分の長さがまったく気にならなかった。洋楽やロック好きにはたまらない映画だ。
続編にも期待したい。なにしろ1966年は40年もまえのことで70年代のディランは「血の轍」をはじめとする傑作を残しているし、80年代以降もずっと現役としてライブを行い、新譜を発表し続けている(印象は薄いけれどな)。
今回のDVDには以下のライブなど46分の特典映像がついている。
"Blowin' In The Wind"
- From TV Special Originally Broadcast March 4th, 1963
"Mr. Tambourine Man"
- Newport Folk Festival July 26th, 1964
"Like A Rolling Stone" From 1966 Tour
- Shot In Newcastle, England on May 21, 1966
■DVDは6月23日発売予定。
Posted by もり at 02:25│Comments(0)
│オンガク