2012年12月12日
『NARUTO 巻ノ62 〜皸〜/岸本 斉史』

長かった穢土転生の時代がようやく終わりました。
サスケとイタチの兄弟タッグにより、カブトはイザナギの幻術にとらわれ、穢土転生の術を解除しました。55巻から6巻あまり。ジャンプの連載では一年以上になる長い長い戦いでした。とにかく死んだキャラが蘇って戦うという昨今のゾンビブームにのっかかったとしか思えない闇の時代に終止符が打たれたのです。これからの展開に克目するしかありません。
それぞれのキャラは穢土転生の解除により塵芥に戻ったのですが、マダラは自ら術を解く形で、術の支配から逃れ(しかも柱間付き!)を五影に対峙します。
ナルト、八尾にカカシとガイを加えた4人は十尾の復活を目論むトビの面に皸をいれ、トビに術、しいてはトビの謎に迫ります。
そしてイタチに「おまえのことをずっと愛してる」と云われたナイーブな青年サスケは、第四次忍海大戦の戦線から離脱して、よりによって大蛇丸(まだ生きていた!)を復活させ、うちは一族の謎(それは六道仙人と十尾とこの世界の謎につながっているのかも?)に向かうことになりました。
サスケの動向も含め、停滞していたストーリーが進捗し大きく舵をとり始めました。これから暫くが目が離せない展開が続きそうです。