2011年06月21日
『ストーン・ローリン/ラファエル・サディーク』

『Stone Rollin'/Raphael Saadiq』
滅多に試聴しないタワーレコードのブラックミュージックコーナーで見つけたラファエル・サディークの「ストーン・ローリン」。一曲目のスライっぽいごきげんなファンクナンバーを聴いたときにほぼ購入を決めてました。2曲目以降も60年代〜70年代のソウル、ブルース、R&B、ロックンロールの旨味成分を滋養としてスクスク育ったような曲が並んでいて、フフフンと鼻歌まじりでレジに持っていきました。
リアルタイムのブラックミュージックについては全く詳しくないので、ラファエル・サディークがどんなミュージシャンなのかも知らなかったのですが、トニー・トニー・トニーというグループ名は聴いたことがあります(調べてみると88年のデビューです)。ソロになってから、これは4枚目のアルバム。トニー・トニー・トニー時代からすると結構なベテランです。ベテランだけど、楽曲は力強くて勢いがあります。きっとライブも楽しいに違いありません。
『Stone Rollin'』という、どこにでも転がっていそうなアルバムタイトルが、実に相応しい粒ぞろいのナンバーが並んでいて、この頃よく聴いています。何年かたって、久しぶりに聴いたときには、きっと今年のジメジメした梅雨を思い出すくらい、2011年の初夏から梅雨にかけてのお気に入りです。
前のソロアルバムも欲しくなりました。