2008年10月29日
2008年10月25日
ディランのカバー

『I'm Not There 〜ORIGINAL SOUNDTRACK〜』
6人の俳優がボブ・ディランのそれぞれの時代を演じて話題になった『アイム・ノット・ゼア』。映画は未見なのだが、ソニック・ユースやヨ・ラ・テンゴらが参加してるサントラを買った。
CD2枚組、34曲収録で160分。正直いってこんなに要らない。長過ぎてちゃんと聴けません(そんなにゆっくり音楽に向かう時間なんてないのだ!)。特徴のないカバーも多くて、印象に残らない曲がけっこうあります。そんな今イチのサントラだけど、シャルロット・ゲンズブールが歌う「JUST LIKE A WOMAN」だけで購入の価値有り。ボブ・ディランが歌うとそうでもないのだけど、メロディの良さが際立ってます。シャルロットの耳元で囁かれてるような声で「女のように・・・」と歌われると、もうたまりません。シャルロットにカバーの依頼をしたひとに感謝です。
ボブ・ディランといえば、80年代以降の未発表曲を集めたブートレッグシリーズの第8弾『テル・テイル・サインズ』もリリースされたのだ。こっちも2枚組、27曲収録。でも長くてもきっと問題なし。
2008年10月13日
2008年10月12日
2008年10月12日
秋の夜とネオアコの名盤

「Shoebox Full Of Secrets/Andy Pawlak」
先週ART ROCK NO.1 で買ってから毎日聴いているのがアンディ・ポーラックの「シューボックス・フル・オブ・シークレッツ 」だ。
名前もきいたことのないアーティストだったのだけれども、紹介カードに書かれたプリファブ・スプラウトとアズテック・カメラ好きならという言葉にに惹かれて買ったら、まさにネオアコの裏名盤という名に恥じない繊細でポップな佳曲が並んでいる好盤だった。
ネオアコときけば、いまだに甘酸っぱい感情がわきあがる。自意識過剰でつまらない自尊心だけはこっそりと育んでき10代後半の頃。何かをはじめたくて、でも何者にもなれず、焦ってばかりのジリジリとした気持ちを音楽と本と映画で誤摩化していた当時を思い出す。
それからもう20年もたっているのに、いまだに気持ちが落ち着かないからアンディ・ポーラックのキラキラとした音や、ナイーブなメロディが静かな秋の夜に沁み入るのだ。
調べてみると、アンディ・ポーラックは1989年にこのアルバムを1枚残しただけで、音楽活動から離れてしまったらしい。こういう知るひとぞ知るみたいなアーティストの名盤を手に入れて単純に嬉しかったので、久しぶりにレコード紹介の記事をアップしたくなったのだ。
■ART ROCK NO.1