2007年03月15日
3月から4月のみなみ会館
みなみ会館から新しい上映スケジュールのリーフレットが届きました。
前回は観たい映画が満載だったのですが、今月は少なかったです。
■PASSION MANIACS マニアの受難 3月20日より
結成30周年を迎えたムーンライダーズの映画です。かって30歳以上は信じるなと歌った彼らが結成30年を迎えるというのはムーンライダーズらしい皮肉です。彼らの30周年記念ライブの映像を軸にしたドキュメンタリー。今、気がついたのですが、昨日14日には大阪テアトル梅田で鈴木慶一の舞台挨拶があった模様。みなみ会館にメンバーが挨拶には来ないのですが、上映初日の20日にはプレスシート(非売品)が配られます。公式ブログも展開中。
■ピンチクリフ・グランプリ 3月24日より
30年前に製作されたノルウェーの人形アニメ(いまだにノルウェーではノルウェー映画史上、観客動員数ナンバー1をほこっています)。まったく知らない映画だったのですが、予告編を観て強くトキメキました。HPをぜひ観てください。なんだか楽しそうです。細部の作り込み具合がかってのプラモデル少年のココロを鷲掴みにします。よくできたジオラマが動き出すような感じです。こちらもブログがあって最新情報が掲載されてます。
※小学生以下の子どもと入場するとパパは1000円に割引です。でも小学生以下に字幕は辛いと思ったら吹き替え版の上映もありました。→3/29(木)・3/30(金)・3/31(土) = 14:50より
■ウルトラ無常〜空想・エロス・ミステリー〜実相寺昭雄追悼ナイト
昨年69歳で亡くなられた実相寺昭雄監督の追悼特集。『シルバー仮面』の上映が3月17日・18日にあるのですが、マンやセブン、怪奇大作戦がラインナップされてるこっちのオールナイトの方がおもしろそうです。『怪奇大作戦』の「京都買います」が気になります。
23:15〜『ウルトラマン』より、
「故郷は地球(23話)」「怪獣墓場(35話)」
24:15〜『ウルトラセブン』より、
「狙われた街(8話)」「円盤が来た(45話)」
01:15〜 『怪奇大作戦』より、
「呪いの壺(23話)」「京都買います(25話)」
02:15〜 追悼トーク・タイム※トークゲスト(予定):清水厚監督・浅尾典彦さん
03:00〜『歌麿 夢と知りせば』
05:15〜『D坂の殺人事件』
4月にはいると本格的に釣りシーズンが始まり、僕の休日は、釣りに行く休日と釣りにいくために家族と過ごす休日で埋まってしまうので、映画館に通えるのは今しかありません。
2007年02月10日
「VIVA JOE STRUMMER」を観た。
「VIVA JOE STRUMMER」をみなみ会館で観てきました。
4年前に亡くなったジョー・ストラマーの軌跡を追ったドキュメンタリー。
クラッシュのライブがあまりに恰好いいので、それがぶつ切りにされるのが悲しい。目をキラキラ輝かせながらジョー・ストラマーのことを語るミック・ジョーンズに何の罪もないのだが、パンクロックの最前線で研ぎすまされたステージをみせるクラッシュのライブ映像に比べると、まったくだらしがない。1曲でもいいからクラッシュのライブをしっかり見せて欲しかった。
2007年02月01日
今月のみなみ会館
みなみ会館から新しいスケジュールのリーフレットが届きました。1ヶ月〜1ヶ月半ごとに届く嬉しい便りです。2月から3月にかけての上映予定のなかに気になる映画がいくつかありました。
■「VIVA JOE STRUMMER」2月3日より
その音も言動も佇まいも、全てがパンクロックとイコールで結ばれていたジョー・ストラマーのドキュメンタリー。公式HPの予告編を観るだけで、気持ちが昂揚してきます。
■「鉄コン筋クリート」2月17日より
云わずと知れた松本大洋の傑作マンガのアニメ化。宝町が奇跡的に再現されてるみたいです。見逃してたので、嬉しい再上映です。えっと、リアルさんもほめてました。
■「ホステル」2月3日より
男たちが求める快楽が全て手に入るというホステルを訪れた若者たちを待ち受ける驚愕の真実。そして映画史上最恐の結末とは?ということで「ソウ」に似た感じが匂います。でもタランティーノが製作総指揮というのでそれ以上のものを期待したいところです。三池崇史監督も出演してるそうです。
■「悪夢探偵」2月24日より
塚本晋也監督です。それだけで必見です。
■「ピクシーズ/ラウド・クァイエット・ラウド」3月3日より
80年代後半にいくつかのすばらしいアルバムを残したオルタナバンドの再結成ツアーを追ったドキュメンタリー。当時、オルタナティブの意味がよくわからなくて何度も辞書をひきました。いや、ピクシーズはかなり恰好いいバンドです。
なんとか時間をやりくりしてみなみ会館に通います。
2007年01月09日
「ポップ、レゲエ、ダブ、ロック、レイトショー」
前にも記事であげた「THE LONG SEASON REVUE」を含む、5本の音楽ムービーが新京極シネラリーベで上映されます。
「ポップ、レゲエ、ダブ、ロック、レイトショー!~'07新春HAPPY MUSIC IN 新京極」
●『THE LONG SEASON REVUE:Fishmans』
渋谷・梅田 Versionの同時公開!
●『ohana 予感』
ポラリス・クラムボン・ハナレグミの3人のボーカリストによる新バンドをフューチャー
●『Ruffn' Tuff ラフン・タフ 永遠のリディムの創造者たち』
グラッドストン・アンダーソンやユー・ロイ、アルトン・エリスなど、レゲエの源流をたどるドキュメント
●『メタル・ヘッドバンガーズジャーニー』
エアギターのルーツ!?メタルとヘッドバンキングの美しい調和。
●『ニューヨーク・ドール』
伝説のバンド、ニューヨーク・ドールズのその後。
結局、フィッシュマンズの映画は観てないのだけど、今観たいのは『ニューヨーク・ドール』 と『ラフン・タフ』。あと、『メタル・ヘッドバンガーズジャーニー』も!!
上映は1月10日から1月19日まで。
15日までは二部構成、16日以降は三部構成で、一部は19時スタート!
上映スケジュールはここ↓
「ポップ、レゲエ、ダブ、ロック、レイトショー!」上映スケジュール
新京極シネラリーベ は京極弥生座から名前がかわって東宝系になったのだと思っていたのだけど、今回の上映企画はRCSでした。共存してるみたいです。よかった。
■新京極シネラリーベHP
2006年12月24日
「ヨコハマメリー」を観た

もう一ヶ月くらい前のことだが、「ヨコハマメリー」を観た。
ハマのメリーと呼ばれた老娼婦を巡るドキュメンタリー。メリーさんは1995年に姿を消してしまったので、監督は彼女の周辺にいた人たちに話をききにいく。
顔を真っ白に塗ったメリーさんの姿やその過去が次第に明らかになっていくのだが、途中からそんなことはどうでもよくなる。メリーさんを語りながら、際立つのは周囲にいた人たち自身の人生だ。中でもにがんのおかされたシャンソン歌手 永登元次郎は主人公といってもいいくらい。
映画の最後に奇跡のようなシーンが待っていた。
どちらかというと重苦しいトーンの映画の最期の最期のときに、この映画にかかわるすべての人の誠実な思いに天使が応えてくれ、やさしく微笑みかけてくれるようなうれしいシーンが待っていた 。
映画の力がすっと心に沁み入って温かな気持ちになりました。
永登元次郎さんも含めこの映画に関わった数名のひとが映画の完成を待たずに亡くなったそうです。そういう意味でもこの映画が間に合った奇跡に素直に感謝せずにいられません。
■ヨコハマメリーHP
2006年11月08日
「高嶺剛の全貌」っていうか、戸川純!

京都造形大で「映像作家・高嶺剛の全貌」というイベントがあり、高嶺剛の映像作品が一挙に公開されるのだが、ボクにとって、高嶺剛はなにより「パラダイスビュー」と「ウンタマギルー」で、映画自体もすばらしいのだが、なによりその両作品には戸川純が出演しているということでボクには重要だったりする。
「ウンタマギルー」は確か京都駅前のルネサンスホールで観たはずだ。現在はみなみ会館で映画上映を主催するRCSは当初ルネサンスホールでいろいろな映画を上映していたのだ。
「パラダイスビュー」の音楽は細野晴臣(!)。
「ウンタマギルー」には昨年亡くなったワタブーショーの照屋林助や、「ブラザー・フロム・アナザー・プラネット」の監督、ジョン・セイルズも出演してます。
「ウンタマギルー」は沖縄が日本に返還される頃の話だ。それはもしかすると政治的な話だったのかも知れないが、いまとなっては戸川純に目が眩んでよく思い出せない。
上映は11月14日(火)〜19日(日)。
18日・19日には高嶺剛監督のトークもあります。
「パラダイスビュー」と「ウンタマギルー」はビデオも持っているので、「オキナワン・チルダイ」を観たい。
◎料金
フリーパス券:一般 3000円
学生・シニア:2000円
1プログラム:1000円
上映スケジュールの詳細は↓
■京都造形大HP〜高嶺剛の全貌〜