2011年02月04日
『極悪レミー』を観た!

みなみ会館で『極悪レミー』を観ました。モーターヘッドのリーダー、レミーー・キルミスターのドキュメンタリーです。モーターヘッドはちゃんと聴いたことがないのですが、予告編にそそられたのです。
ジミヘンのローディーをしていたとか、ひとり息子の母親(結婚はしていない)はジョン・レノンに処女を奪われたとか、文字通り生きる伝説なのですが、レミーはちっとも極悪じゃありません。ファンにも音楽にも誠実で実に男っぷりのいいバンドマンです。佇まいというか、肩をいからせた歩き方がなにより恰好よくて、へヴィメタル業界だけでなく、パンク・ハードロック界から慕われています。オジー・オズボーンやスラッシュや、メタリカのメンバーは当然として、ミック・ジョーンズやピーター・フックまでレミーとモーターヘッドに対するリスペクトを臆面のなく語ります。
モーターヘッドを知らない僕も2時間、十分に楽しめました。レミーよりずっと背が低くて、なで肩なのですが、あんな風に歩いてみたいと切実に思いました(古い話なのですが、ツイン・ピークスのカイル・マクラクランをみてコーヒーカップの持ち方が変わったように・・・)。
800円のパンフレットは、48ページのボリュームでグラビアも多く、レミーの60年にわたる歴史からモーターヘッドのアルバムを完全網羅したディスコグラフィーも充実、映画のパンフレットにしてはコストパフォーマンスが非常に高いです。モーターヘッド(=へヴィメタル)を愛するスタッフの誠実さが伝わる仕事になっています。
■極悪レミー HP
■みなみ会館HP
Posted by もり at 23:46│Comments(0)
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