2007年07月17日
ゴマダラカミキリ
連休中はずっと修学院の奥さんの実家で過ごしました。
台風が抜けた15日の午後、近くの公園の小さな滑り台で息子と遊んでいると、目の前にゴマダラカミキリが飛んできました。息子は最初、触るのも怖がっていたのですが、背中の角のところを持つように教えると次第に慣れてきたようです。キイキイと出す音に不思議そうに耳を傾けています。少し激しく動くと、やっぱり怖いみたいで放りだしてました。
ゴマダラカミキリはみかんの木を食べるので実家では害虫として駆除されていました。小学生の頃、一匹10円が相場でした。大人に渡すと、いとも簡単に首のところを強引に回して頭部を引っこ抜いていました。
ゴマダラカミキリの「ゴマダラ」は「胡麻」に「ダラ」なのか、「ゴ」に「斑」なのか気になって調べてみると、胡麻斑髪切でした。胡麻も斑も両方入っていて、重なった「マ」は無視されたのか、都合のいいように省略されています。もやもやとした気持ちが行き場を失って、ゴマダラカミキリのキイキイという哀れな声が微かに耳の奥の方で鳴ったような気がしました。
Posted by もり at 02:18│Comments(0)
│ムシ