大森靖子メジャーデビュー!

もり

2014年09月24日 23:58


『きゅるきゅる/大森靖子』

いよいよ大森靖子がメジャーデビューしました。9月18日にエイベックスよりシングルCDをリリース、もちろん僕は「絶対少女ツアー」のライブDVDが納めされた初回限定盤を即日購入です。

正直、リード曲の「きゅるきゅる」はなんかフツーの曲でどーかと思ったのですが、2曲目、“超楽しい地獄に誘おう 友達に数えてあげるよ”と歌われる「私は面白い絶対面白いたぶん」が最高です(“友達に数えてあげるよ”なんて、なんと今日的な歌詞なんだ!!!)。iPodにぶっこんでまたしてもヘビーローテーションです。ラップ調からカラフルなアイドルPOP調に変調するあたりが何度聞き返してもゾクゾクしてたまりません。『絶対少女』に収められている「Over The Party」も稀代の名曲なのですが、ラップ調の曲で大森靖子は、凡百のSSW(一応、彼女も女性SSWにカテゴライズされています)を置き去りにして、ジャンルの壁を軽々と打ち破ります。今夏のフェスで新しく日本のロックを作り直すと宣言したことが大言でも妄言でも虚言でもないのだと感じられ、今後の活動に期待が膨らむばかりです。

元BISのコショージメグミをフューチャーした「私は面白い絶対面白いたぶん」のPVもめちゃキュート&刹那的で、何度もリピートしてしまいます・・・。


映画『サマーセール』で大森靖子に興味をもった後、はじめてライブを見たときは何人かの女性SSWとの競演でしたが、もうステージに出て歌い出した瞬間に、タマが違うと思いました。こんな小さなステージでチマチマと歌ってるような歌手ではありません。昔、村松友視がアントニオ猪木を凄玉と称したのですが、大森靖子も圧倒的に凄玉でした。2年前から既に凄玉だったのですが、今夏の各フェスで残した爪痕を雑誌などで読むと、さらにハイパー化しているようです。セルフプロデュースに長け、世間を騒がせるような発言で周囲を巻き込んでいくギミックも猪木が得意とした手法です。現在のアントニオ猪木しか知らない若者にはまったく理解できないでしょうが、ジャンルは違えど大森靖子こそ、アントニオ猪木の正統な後継者なのかも知れません。そのくらい彼女に対する期待値と、僕の妄想が膨らんでいます。

フルアルバムはいつなのでしょう?来年でしょうか?とにかく心して待ちます。


関連記事