クニマスを見た!

もり

2011年01月17日 22:45

待ちきれなくて週末に京大博物館へ行き、クニマスを見てきました。

西湖で採取された現代のクニマスと、70年前田沢湖で採取され標本にされた70年前のクニマスが展示されていました。西湖のクニマスはクロマスをラベルがはってありますが、なんだかアジの南蛮漬けみたいな感じです。



アジみたいで貧相な魚体の西湖のクニマスに比べ、田沢湖のクニマスは尺を超え丸々と太った体型で、顎のあたりがマスらしくてほれぼれとしてしまいます。



田沢湖のクニマスには70年前のラベルがはってあります。京都大学で大切に保管されていたに違いありません。探せば、もっとおもしろいものがでてきそうです。なにしろ旧帝国大学として日本で二番目に設立された大学なのですから。その歴史も110年に及びます。



ホルマリンにつけられて色素が抜けているのが残念です。でもその色を知るために中坊徹次教授がさかなくんにイラストを発注したことが、今回の発見の端緒になったのです。
それにしても、色素の抜けない保存方法は、ないのでしょうか?一体くらい剥製で残っていてもいいような気がします(剥製も風化する問題があるのでしょうが・・・)。



今回の展示に続き2月にはあのはやぶさの帰還カプセルが京大博物館にやってきます!正直、クニマスの入りは寂しいものがありましたが、はやぶさはかなり集客力があるのではないでしょうか。

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