大日如来と虚空菩薩

もり

2007年02月28日 06:28

 先日の法要は祖父の13回忌と祖母の33回忌でした。法要には菩提寺(真言宗)の住職を二人招いてお経を唱えてもらうのですが、その住職が13回忌と33回忌では仏さんの本尊がそれぞれ違っているというような話をされていました。
 13回忌の祖父は大日如来、33回忌の祖母は虚空菩薩ということです。
 
 調べてみると初七日から50回忌の法要までそれぞれ指定の本尊があります。
初七日 (不動明王)
二七日 (釈迦如来)
三七日 (文珠菩薩)
四七日 (普賢菩薩)
五七日 (地蔵菩薩)
六七日 (弥勒菩薩)
七七日 (薬師如来)
百カ日 (観音菩薩)
一周忌 (勢至菩薩)
三回忌 (阿弥陀如来)
七回忌 (阿しゅく如来)
十三回忌 (大日如来)
十七回忌(大日如来)
二十三回忌(大日如来)
二十七回忌(大日如来)
三十三回忌 (虚空菩薩)
五十回忌(大日如来)

 仏様のステージがときがたつにつれてあがっていくのですね。RPG的というか、死亡遊戯的というか、イメージするものはそういった感じです。祖父母は輪廻転生の渦から逃れ無事に成仏できるのでしょうか?

 法要に訪れたひと達には、住職が来て、読経が始まる前にうどんがふるまわれるのですが、これは遠くからわざわざ着てもらいお腹がすいているのでは、ということらしいです。他府県ではどうなっているのか知らないのですが、うどんがふるまわれるのは極めて讃岐的です。うどんは弘法大師空海が中国から持ち帰ったという言い伝えもあるくらいなので、それも関係しているのかも知れません。


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