京都えき美術館と「よるくま」

もり

2006年05月31日 00:01

 6月3日より京都駅ビルの美術館「えき」京都“世界の絵本作家展 絵本作家ワンダーランド”が開催されます。

 昨年、世界最大級の児童文学賞とされるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した荒井良二をはじめとして、島田ゆか酒井駒子らの絵本の原画が展示されます。

 また荒井良二のトーク&サイン賞やサラ・ファネリのサイン会も催されます。




 
 


 ボクはイラストレーターとしても活躍する酒井駒子「よるくま」が好きなのだ。

 よるのように真っくろなよるくまと男の子の冒険物語。
 どこかへいってしまった母ぐまをいっしょに探すよるくまと男の子。家にもどこにも居ず、見つからない不安と緊張がだんだん増していきます。よるくまが流すまっくろな涙、あたりも暗くなってきたところに、流れ星が流れます。

 たすけて ながれぼし!

 よるくまの切ない願いが流れ星にたくされる瞬間がスリリングで背筋がゾクゾクします。いや、まじで。
 これはいちど読んでみてください。酒井駒子の絵はかわいいのに、夜の闇はけっこう深いのでいっそうその世界にひきづりこまれるのです。

 島田ゆかの「バムケロシリーズ」もおとなに楽しい絵本ですね。(もちろん、こどもにも。)




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