自来也の死、そしてサスケとイタチの闘い
NARUTO 巻ノ42 「万華鏡の秘密…!!」
GWのさなかに発売されたナルトの42巻。自来也とナルトの表紙にグッときます。木もれ日の射す木陰で自来也に身をあずけ眠るナルト。ナルトにとって自来也は全てをゆだねることができる父のような存在であり、自来也にとっては弟子である4代目火影の息子であり、結果的に彼の最後の弟子になってしまいました。
自来也はペインの正体を頭に託し、自らの忍びの道を確認するように死んでいきます。そして、イタチとサスケの最後の闘いが繰り広げられ、うちは一族と万華鏡写輪眼の秘密がイタチの口から語られます。二人の幻術を駆使した闘いそのものよりも、「ナルト」のストーリーを貫く謎にも繋がってくる重要なエピソードです。
ジャンプの連載では、さらにマダラからも、うちは一族の歴史とイタチの一族虐殺の秘密について語られました。サスケは兄イタチを、連載の最初から敵(かたき)として捉えています。1999年の連載当初から仕掛けられていた「ナルト」の全貌がようやく垣間みられたのかと思うと、また最初から読み返したくなります。
あと残された最大の謎は四代目火影が九尾をナルトに封じ込めた理由でしょうか。毎週月曜の楽しみはまだ当分続きそうです。
ところで、自来也の死について、木の葉隠れの里のものは誰もまだ知らないんだよなぁ。早く自来也を弔ってあげてください。
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