糺の森の古本市。

もり

2006年08月14日 00:42


 下鴨神社の糺の森で毎年開催されている下鴨納涼古本まつりにいってきました。
 さすが世界遺産というべきなのか、糺の森は高い木が多くてその木蔭では夏の暑さも忘れてしまいそうになります。蚊取り線香の匂いが辺りに漂い、蝉の鳴き声だけが際立って聞こえます。

 参道に沿って40軒近くの古本店が出店していていろいろな本が並んでいて楽しいです。
 でも3才の息子にとってはちっとも楽しいものではなく、着いて早々にかき氷をひとりで全部食べて(一口も父にわけてくれません)、あとはもう帰りたいとぐずりっぱなしです。ちっともゆっくり見れないなかで買ったのは↓これです。

「エンベディング/イアン・ワトスン」
60年代〜70年代の傑作SFを厳選した国書刊行会のSFシリーズ。この頃のSFはニューウェーブSF(ニューウェーブという言葉に昔から弱いのだ)とよばれ、未来の文学として他に類をみない文学が生まれていました。

「金曜日の本/ジョン・バース」
アメリカ現代文学の有名なひと。下の2冊と合わせて3冊1000円という特価!

「ちくま哲学の森 驚くこころ」
ちくま文学の森から続くシリーズで、読んだことのない優れた短編が収められているので集めています。長編に比べると、よっぽど好きな作家でないと短編って読む機会がないのでこういうアンソロジーは読むのが楽しい。

「ひとりでは、誰も愛せない/鈴木博文」
今回の目玉です。ムーンライダーズの鈴木博文の恋愛エッセイ。鈴木博文はムーンライダーズのなかでいちばんの詩人(だと思う)のだけど、恋愛エッセイってどうよ!でもたぶんレアものです、これは。

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