『サーチャーズ2.0』を観た
久しぶりにみなみ会館で観たのは『サーチャーズ2.0』。監督はあのアレックス・コックスなのだが、今、彼のことを知っているひとはどのくらいいるのだろう。僕自身、監督の作品を見るのは1991年作の『エル・パトレイロ』以来(私立探偵 濱マイクのTV版で演出したのも2002年のこと)のことだ。『 シド・アンド・ナンシー』(1986)がおそらくいちばん有名なのだが、そのあとの ジョー・ストラマーやコートニー・ラヴ、デニス・ホッパー、コステロが出ていたパンクなウェスタン映画『ストレート・トゥ・ヘル』(1987)やニカラグアの独裁者を描いた『ウォーカー』(1987)、そして 『エル・パトレイロ』(1991)とキレまくってたのに、90年代以降はなぜか僕は観ていなかった。みなみ会館周辺では結構人気があったと記憶しているのだが、映画を撮っていることすら知らなかった。
なのでロジャー・コーマンと組んだロード・ムーヴィーと謳われた『サーチャーズ2.0』をかなり期待して観に行ったのに、観終わったら寂しい気持ちになった。西部劇への愛に満ちたオフ・ビートコメディで悪くはないのだけど、あまりにB級映画的で若い新人監督の映画ならともかく、アレックス・コックスに期待していた僕にはまったく物足りなかったのだ。
今年もみなみ会館の会員更新をしてきました。7000円で招待券4枚とリザーブチケット6枚。今年は早いペースで観にいけるかな。
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『サーチャーズ2.0』HP
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みなみ会館HP
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