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2009年11月25日

若冲ワンダーランド

若冲ワンダーランド

まだまだ続く人気の伊藤若冲。2006年の「プライスコレクション」、2007年の「若冲展」「金毘羅宮 書院の美」に続き、今年は北陸の旧家で最近発見された「象と鯨図屏風」をメインに据えた「若冲ワンダーランド」が滋賀のMIHO MUSEUMで開催されているので観てきました。

MIHO MUSEUMへは我が家からバス、JR、バスと乗り継いでたっぷり2時間かかる信楽の山の奥にあって、3連休に遠足気分で家族で出掛けました。

ブームがあったからこそ、今頃になって、一度みたら忘れられないような象と鯨の一対の屏風が新しく発見される幸運があったのでしょう。とにかく象と鯨がでかくてびっくりした様子が画面から伝わってきます。なんだか若冲の驚きとまだ見ぬ世界への憧れがそのまま表わされたようで、暫時、見入ってしまいました。

他にも錦の青物問屋で生まれた面目躍如といえる「蔬菜図押絵貼屏風」などはすごく楽しい絵でした。豌豆、蕪、瓜、蓮、大根、里芋、茄子、松茸、南瓜、くわい、大和芋、冬瓜。小さな頃から店先に並んでいた野菜は目をつぶってもかけるぜ、というような具合でどれも一気に書き上げたような勢いがありました。


「若冲ワンダーランド」の他にも古代中央アジアの美術品を集めた展示や常設展も興味深く、ゆっくりと観覧しました。館内は西の方に向けて開けていて、信楽の山の向うにゆっくりと秋の太陽が沈んでいく様子もなかなかのものでした。

9月1日から12月13日までの開催期間中、6回も展示品がかわっているので、図録は必携ではないでしょうか。

若冲を奇想の画家として再発見し、今日のブームの礎となった辻惟雄氏がMIHO MUSEUMの館長であったからこそ、新発見の屏風がMIHO MUSEUMのものとなり、今回の展示につながりました。辻館長が屏風を目の前にしたときの驚きと感動もまたひとつのストーリーがあって、そのときの様子を想像するだけで、なんだか楽しい気持ちになって、その気持ちは「象と鯨図屏風」を描いた若冲の気持ちにも繋がるような気がします。


まったくの余談ですが、MIHO MUSEUMへ向かうバスは瀬田川の支流となる大戸川沿いに走り、その途中、フライをはじめた頃、何度か通った懐かしい大戸川マス釣り場の横を通りました。雨後の為、川は茶色に濁ってたためか釣り人の姿はまったく見えなかったのですが、久しぶりに行きたくなりました。なにしろ来年の解禁まではまだまだ長く、冬を越さなければならないから・・・。

MIHO MUSEUM HP

  


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Posted by もり at 02:08│Comments(0)アート
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