2012年06月08日
モンカゲロウの羽化と梅雨入り
今朝、賀茂大橋の欄干で見つけたトウヨウモンカゲロウ。朝から太陽がギラギラ照りつけ、非常にムシムシした朝だったのですが、雨が降り始める前の午前の内に、近畿地方の梅雨入りが発表されました。
梅雨入りが彼らの羽化を促したのか、この数日はせいぜい1~2匹しか見ていなかったモンカゲロウが、今日はあちこちにいます。全部で10匹近くはいるのではないでしょうか?ヒゲナガも5匹くらいとまっています。ムシは気温や湿度、気圧の変化に敏感に反応して羽化しているに違いありません。
下の写真は数日前に見つけたフタスジモンカゲロウ。腹部の模様が違います。鴨川には3種類のモンカゲロウが生息しています。
2012年06月06日
鴨川の生物
葵橋近くの鴨川でヌートリアを見つけました。去年から四条大橋、高野川にかかる高野橋で見かけていたのですが、3回目にして接近遭遇することができました。岸まで寄ってきた二頭のヌートリアは体長は30センチ程度、まだ子どもだと思われます(前に見たのより明らかに小さいです)。モグモグと口を動かして岸に生えている草を食べていました。
川を器用に泳いで中州に渡ったところに、怪しげな黒い穴が見えます。しばらく観察していると、その穴の中に這入っていきました。今出川から上流の賀茂川や、高野川、下流の鴨川にはいたるところに中州があって、繁殖の場所には困らないのではないでしょうか?成長すると50~60センチにまででかくなるのですが、ネズミの仲間なので、やっぱり年に2~3回、季節を問わずに繁殖し、一度に5匹も産むそうです。
出町柳あたりにはトンビが大発生しているので、仔ヌートリアたちは危険がいっぱいです。しかし、ここまででかくなると、天敵は京都御苑に居る(のかな?まだ)オオタカくらいではないでしょうか!