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Posted by 京つう運営事務局 at

2011年03月24日

3月のチキンカレー



終了式も終わりいよいよ春休みにはいるので、息子の友だちが家に泊まりにきました。何日も前から楽しみにしていた息子たちのために作ったのはチキンカレーです。骨付きチキンをニンニクとよく炒めてから野菜といっしょに煮込みました。チキンの骨からもおいしい出汁が出ているはずです。

子どもたちも大喜びでおかわりをしていました。  
タグ :カレー


Posted by もり at 23:33Comments(0)タベモノ

2011年03月23日

『黒い時計の旅/スティーヴ・エリクソン』



『黒い時計の旅/スティーヴ・エリクソン』(福武書店)を読了。

15年前に福武文庫で出たときに新刊で買ったものの、なかなか読み通すのがたいへんそうな気がしてずっと放置してあったのですが、昨年単行本を入手し、ようやく読み通すことができました。二段組で改行が少なくその物語同様に、黒く、濃密に詰まった活字を読み進めるのは非常に集中力を必要とし、読了するのに3週間もかかってしまいました。

乱暴に要約するとヒトラーの為にポルノ小説を書き続けた男の物語なのですが、現在と過去、そして男の描く小説が現実世界に影響及ぼし、いくつかの平行世界をいったりきたりしていくので、油断していると『黒い時計の旅』の中で、自分がどこに居るのかわからなくなってしまいます。

アメリカで生まれた男が書くポルノ小説がヨーロッパを席巻するヒトラーの目にとまり、彼個人から執筆の依頼を受けるようになります。第二次世界大戦前のウィーンに舞台を移し、彼の書いた小説とヒトラーの妄想によって生み出された女性が、現実の世界にリンクしてきます。彼女の数奇な人生も幻想に彩られていて、小説世界の中で現実なのか、虚構なのか、はたまた夢なのか容易に判断がつきません。しかしその世界が生み出す力は圧倒的で、ときには官能的ですらあり、他に類をみない読書体験になることは間違いありません。本当なら二日くらい家に閉じこもって、一気に読み通すべき小説なのだと思います。こんな凄い小説は早く読むべきでした。いつもこうした凄い作家を日本語に訳してきれる柴田元幸さんにも感謝です。

福武書店はもうないのですが、今は白水Uブックスで手に入れることができます。

   


Posted by もり at 23:39Comments(0)ホン

2011年03月22日

Grouploveのシングルを買った。



レディオヘッドの新しいアルバムを買うつもりでタワーレコードへいったのですが、震災の影響で発売延期と貼紙が貼ってありました。同日に発売予定のストロークスもやっぱり延期みたいで、買う気満々の僕の気持ちを鎮めるためにいろいろ視聴して買ったのがアメリカの新人バンド“Grouplove”のシングルCD「Grouplove」です。

試聴機のポップにも書いてあったのですが、まんまアーケイド・ファイアです。あとクラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーのファーストっぽい雰囲気あります。6曲入りで、どれもクォリティが高くてちょっと愛聴盤になりそうです。ジャケットも好きな感じで、試聴機のなかった時代ならジャケ買いしてたかも知れません。

日本にはグループ魂がありますが、グループラブです。その言動がまったく理解できない元首相の掲げる“友愛”みたいなイメージがしてロックバンドっぽくないとないバンド名だと思ったのですが、バンド名をカタカナで検索すると、グループラブを愛するひとたち向けのサイトがラインナップされ、途端に反社会的な香りがにおってきました。

あと、レディオヘッドの『The King Of Limbs』は4月6日に発売です。

Grouplove

  


Posted by もり at 23:57Comments(0)オンガク

2011年03月21日

ソウルとファンクとレゲエ


『JAMAICA TO TORONTO : SOUL FUNK & REGGAE 1967-74』

だいたい年に1度くらい、ソウルやファンク、レゲエのコンピが欲しくなる。ソウルもファンクもレゲエも誰もが知っているような定番のCDしか持っていないので、コンピで知らない音に触れたくなるのだ。で、見つけたのがこのCDだ。この一枚にソウルもファンクもレゲエも納められている(一見)お得な一枚だ!

大好きなオルガン奏者のジャッキー・ミトゥーがトロントで数枚のアルバムをレコーディングしていたのは知っていのだが、トロントには世界最大のジャマイカン・コミュニティーがあってそこで活躍するジャマイカ系のミュージシャンが残した60年代から70年代にかけてのレアな音源が16曲入っている。こういうコンピの惹句に“レア音源”や“発掘”とか書いてあるともう気持ちがふらふらと欲しい方に片寄ってしまう。

収録されている16曲はファンキーなソウルとファンキーなレゲエという感じだ。耳あたりのよいご機嫌なナンバーがそろっている中で、NOEL ELISSの「Memories」という曲が最も興味を惹いた。ノエル・エリスはライナー(36ページのブックレットの対訳が載っていてライナーも充実)を読むとあのアルトン・エリスの息子だそうだ。抑制の効いたエコーとボーカルが心地よく、凍てつく寒さのトロントでジャマイカの夜を思い出しているようなメロウなダブナンバーだ。

あとヒッチハイカーズという微笑ましい名前のバンドがあって、その安直な命名に反対するものは居なかったのかと心配になったりした。でもこういうコンピは買ってしばらくは愛聴していても、いつのまにか棚の奥の方に積まれて、埃をかぶっていくのだ。

  


Posted by もり at 23:57Comments(0)オンガク

2011年03月20日

地蔵パンと大文字パン



川端通り沿いにある障害者スポーツセンターで開催された「地域ふれあい感謝祭」に息子が通う児童館が、近所のパン屋さんとコラボレートしてつくったオリジナルの北白川パンを販売するというので、見学(冷やかし)にいきました。

子ども達のアイデアからなる北白川パンは大きな地蔵(ほんとうは観音さん)を模して表面にゴマをふったあんぱんと、チョコレートで「大」、「妙」を描いたよもぎ生地のクリームパンです。パンはドンク製なので味は間違いありません。何個用意したのかは知りませんが盛況の末、売り切れたそうです。



もちろん息子も売り場にたっていたのですが、先生の話によるとやる気があったのははじめだけで、まもなく飽きてしまったという話でしたが、昼食休憩のあとはまたはりきって、売り場に立っていたのですが、僕が見る限り電卓で遊んでいました・・・。  
タグ :北白川


Posted by もり at 23:48Comments(0)コドモ

2011年03月19日

『釣山河/山本素石』



『釣山河/山本素石』(二見書房)を読了。

昭和50年に発刊されたこの本は山本素石が昭和40年代に釣り雑誌『釣の友』に連載したエッセイをまとめたものだ。少年時代の釣のまつわる思い出から戦後紀伊半島の川を巡る絵描きの行商時代(この頃の話しは『つりかげ』に詳しい)や佐渡島への釣旅行などが綴られているなかで、滋賀県の愛知川上流にあたる茶屋川の奥にあった茨川という廃村にまつわるいくつかの回が印象的だ。

フライフィッシングをはじめてすぐの頃、茶屋川へはよく通った。当時、仕事で付き合いのあったひとから同じ愛知川の支流である御池川では昔、魚が湧くほど泳いでいたと聞いていたし、源流へ行けば魚が居るという考えにとりつかれていたので、集落のない茶屋川は源流の名に相応しい川だと思っていた。しかし林道が川沿い通り、車で奥まで詰めることができるその川で印象に残る釣りをした覚えはない。たまに釣れるアマゴは20センチに満たないものだったし、全体に流れは細く、水量も少なくてアブラハヤの方がよく釣れ、その度に舌打ちをし、やがて足も運ばなくなった。

『釣山河』にも記されている茨川へ向かう途中にあるトンネルのことは覚えている。そのトンネルの前後からよく入渓したはずだが、その当時、茨川の廃村跡まで釣りあがっていたか、どうかはよく覚えていない。建物や廃屋の跡を見た覚えはないので、そこまで行ったことはなかったのかも知れない。

山本素石は、打ち捨てられてまもない民家にあがりこんで、仲間と、あるいはひとりで静かな夜を過ごす。夜の闇の中で囲炉裏に火をくべながら、日本の高度成長のなかで棄てられるしかなかった朴訥な山の生活のことを考えるのだ。

以前から知己のあった人物がその茨川の小さな集落の出身であることが明かされるくだりには、山本素石同様にびっくりした。そういう不思議な縁が描かれている中では、山本素石が少年の頃、彼の叔父が狐をだましだまされる話しも、そのディテールの詳しさによって本当の話としか思えなくなる。山村ではかってひとを騙し、化かす狐が存在したのだ・・・。そしてそれは山本素石が追い求めたツチノコの存在にも信憑性を与えるのだ。

   


Posted by もり at 23:58Comments(0)ホン