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Posted by 京つう運営事務局 at

2011年02月13日

『河は眠らない/開高健』



某ブックオフで105円で購入。

ジャケットのキングサーモンを釣るシーンが最後の10分くらいにまとめられているのですが、そこに至るまでは概ね開高健が釣り、サーオン、河、アラスカ、自然について、口にものが入った感じで、もぐもぐとしゃべっています。その関西弁、早口の調子は亡くなって20年以上がたつというのに、聞き慣れた懐かしい声で、開高健と聴き間違うことはありません。

現代の作家で、声を聴いただけで、誰かわかる存在感のあるひとは一体何人居るのでしょう?

開高健が存命の頃は釣りもしてかったし、その著作も『オーパ』くらいしか知らず、釣りとウィスキーの好きな作家というイメージしかなかったのですが、『フィッシュ・オン』や『私の釣魚大全』を皮切りにポツポツと読むようになり、その後『ベトナム戦記』を読んで、釣りとウィスキーのイメージは一変しました.文字通り死線を超えた様子が饒舌に語られ、一瞬自分も熱帯雨林のジャングルにさまよい込んだような気がしてしばらく息もできませんでした。

そして圧巻のキングサーモンをルアーで釣りシーン。30分以上もかけて60ポンド近いサーモンを釣りあげ(このシーンをノーカットで納めた完全版とか出せばいいのに)、その疲労と悦びを爆発させるようにウィスキーをグイグイとラッパ飲みします。その姿は過剰にマッチョ過ぎて、ちょっと嫌な感じもするのですが、赤く大きなぼんぼりの付いたベレー帽がときに可愛くみえる貴重なビデオです。


あまり大きな声でいいたくはないのですが、某ブックオフのビデオコーナーは時おり掘り出し物が隠れています。去年もフランク・ザッパやブライアン・イーノのビデオをビックリ価格で見つけました。

  


Posted by もり at 23:59Comments(0)フィッシング