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Posted by 京つう運営事務局 at

2007年03月08日

「EUREKA/ユリイカ」



 最近はまた即興系の活動をメインにしているジム・オルークが1999年に発表した『ユリイカ』をこの頃、よく聴いてます。ひとつひとつの音が全て緻密に計算された上でもうこれしかないという位置に配置されたおそろしく研ぎすまされたレコードです。でもポップでメロディアス。すごく聴きやすいです。僕がカフェを経営していたら、間違いなく毎日一度はこのレコードを流します。(あとは初期のエブリシング・バット・ザ・ガールと自分で編集したサニーデイ・サービスのベスト)

 『ユリイカ』に含まれている曲はどれもすばらしいのですが、なかでも“Hello, hello, can you hear me?”と歌いだされる「ユリイカ」がやはり際立っています。音のもつエネルギーがゆっくりと静かに広がっていき、(陳腐だけど)幸せな波に包まれていくようです。(最近読んだ、保坂和志の「生きる歓び」の読後感に似ています。というか、「生きる歓び」を読んで、僕は「ユリイカ」を引っぱり出してきたのです)

 「ユリイカ」にインスパイアされて青山真治監督は映画「ユリイカ」を撮りました。映画のなかでも挿入歌として印象的な使われ方をしています。バス・ジャック事件に遭遇した中学生と小学生の兄妹、そして運転手。それぞれに傷を負った3人の再生の物語は青山真治のたぶん(全部観たわけではないので)最高傑作です。

 「ユリイカ」が久しぶりにみなみ会館で再映されます。『AOI・AOI・NIGHT (あおい あおい よる) 2
宮崎あおい×青山真治ナイト』と題されたオールナイトのイベントで、併映は『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』。3月17日24:00スタートです。

みなみ会館

↓友沢ミミヨのイラストがすばらしいジャケットに対して、映画のDVDのジャケットがひどいです。これでは購入意欲がまったく失せます。

  

Posted by もり at 02:26Comments(0)オンガク