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2010年06月11日

ワールドカップ開幕と、ネルソン・マンデラ。


『In the Studio/THE SPECIAL AKA』

いよいよワールドカップが始まる。開会式にはネルソン・マンデラ元大統領が出席することが、ぎりぎりのタイミングになって発表された。91歳という高齢で体調があまりよくないらしい。

南アフリカのアパルトヘイトについては中学のときに学校で習って知っていたのだが、ネルソン・マンデラのことを知ったのはピーター・バラカンがDJをつとめていたラジオ番組でスペシャルAKAの「ネルソン・マンデラ」を聴いたときだ。

“マンデラを自由に”と唄われるこの曲がリリースされた1984年時点で、ネルソン・マンデラは反アパルトヘイトの運動により逮捕されてから20年以上の時間が過ぎていた。20年以上も獄中にあったのだ。

そんなネルソン・マンデラを“自由に”とあっけらかんと唄うのは、なんだかとても楽観的過ぎるような気がした。まだ米ソの冷戦は続いていたし、これからもずっと続くものだと思っていた。

しかし1989年の冷戦終了があり、世界の枠組みはダイナミックに変わった。

南アフリカのアパルトヘイトも終わった。釈放されたネルソン・マンデラはアフリカ民族会議の議長となり、1994年には選挙を通じて大統領に選ばれたのだ。スペシャルAKAの「ネルソン・マンデラ」から10年がたっていた。夢のような歌がほんとうのことになっただけでなく、根本的で絶対的な価値の転換があったのだ。

世界は変わる、ということ。ネルソン・マンデラが体現したことは、そのことにつきるのだ。

だから、どんなに今の南アフリカが問題を抱えているのだとしても、このワールドカップの成功を切に願うのだ。

えっと、蛇足だが、日本代表も勝ち点くらいは取って欲しい。あわよくば予選リーグを・・・。



  

Posted by もり at 01:56Comments(0)TrackBack(0)オンガク

2010年03月16日

ボブ・ディランの夜



ディランはロックそのものだと思っていたのだけど、この日のディランはロックというより、アメリカの音楽そのものでした。もうロックすら超越して音楽の化身となったかのような堂々とした佇まいでした。

ZEPP大阪は初めての会場で、僕の立っている場所からステージまでは15メートルくらいで、とにかく近い。小学校の体育館くらいの広さだ。無理をして群衆のなかに分け入って押し進めば、ステージ最前列まで行けそうだ。

開演の17時をまわった。みんな固唾をのんで、そのときを待っている。いつもライブ前に感じる気持ちの昂りだけど、この日はやっぱり格別だ。そして客電が落ち、サポートメンバーが位置につき、ディランが登場する。

1曲目は「メンフィス・ブルース・アゲイン」だ!ついにディランのショーがはじまった。

ディランは2時間の間、MCをはさむこともなく、決めてあったセットリストの通り、演奏を続けた(セットリストの通りといっても毎日、選曲は変えていて、それでも漏れている名曲がいくつもある)。ほとんどキーボードの前にたち、ギターを持ったのは1曲くらいだった。音の感じは『Love And Theft』以降の2000年代のディランを踏襲していた。音楽の充実がなにより前提としてあって、聞き慣れないアレンジの昔の曲も悪くはなかった。現時点では最高のショーをみせてくれたのだ。「嵐からの隠れ家」も演ったのだ・・・。となんとなく歯切れが悪くなっていしまうのは60年代〜70年代のディランを比べてしまうからだ。昔のスタイルに憧れても仕様がない。30年たってもディランは現役のミュージシャンで、あの時間、あの場所での最高のパフォーマンスであったのだ。

ディランがあの狭い空間のなかで、僕と同じように息をしていたということが、もう奇跡なのだ。

アンコールは「Like A Rolling Stone」から。こればっかりはセットリストを知らなければ、もっと総毛立っていたんじゃないかと思う。
2時間のステージは中だるみすることもなく、あっとういう間だった。僕が感じたその時間の充実感は、本物に違いない。


Mar 13, 2010 Osaka, Japan Zepp Osaka
1.Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again
2.The Man In Me
3.I'll Be Your Baby Tonight
4.Love Sick
5.Rollin' And Tumblin'
6.The Lonesome Death Of Hattie Carroll
7.Tweedle Dee & Tweedle Dum
8.I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met)
9.Ballad Of Hollis Brown
10.Shelter From The Storm
11.Highway 61 Revisited
12.Not Dark Yet
13.Thunder On The Mountain
14.Ballad Of A Thin Man
15.Like A Rolling Stone
16.Jolene
17.All Along The Watchtower

  

Posted by もり at 03:21Comments(2)TrackBack(0)オンガク

2010年03月12日

明日はディラン!



いよいよ、明日はボブ・ディランのライブです。
昨日(11日)から大阪公演はスタートしていて、あとしばらく大阪に滞在しているのだと思うと興奮してきます。

ここしばらくは90年代以降のアルバムを中心に予習していました。地味な印象が強くてこれまでよく聴いていたわけではないのですが、実は滋味のあるいい曲が多く収録されていて、やはり侮れません!侮れないけれど、60~70年代の曲をたくさん演って欲しいなぁ・・・。


昨日(11日)と今日(12日)のセットリストがディランのサイトにアップされていました!

Mar 11, 2010 Osaka, Japan  Zepp Osaka
1.Watching The River Flow
2.Girl From The North Country
3.Things Have Changed
4.To Ramona
5.High Water (for Charlie Patton)
6.Spirit On The Water
7.The Levee's Gonna Break
8.I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met)
9.Cold Irons Bound
10.A Hard Rain's A-Gonna Fall
11.Highway 61 Revisited
12.Can't Wait
13.Thunder On The Mountain
14.Ballad Of A Thin Man
15.Like A Rolling Stone
16.Jolene
17.All Along The Watchtower


Mar 12, 2010 Osaka, Japan  Zepp Osaka
1.Leopard-Skin Pill-Box Hat
2.Lay, Lady, Lay
3.Beyond Here Lies Nothin'
4.Don't Think Twice, It's All Right
5.The Levee's Gonna Break
6.Just Like A Woman
7.Tweedle Dee & Tweedle Dum
8.Make You Feel My Love
9.Honest With Me
10.Po' Boy
11.Highway 61 Revisited
12.I Feel A Change Comin' On
13.Thunder On The Mountain
14.Ballad Of A Thin Man
15.Like A Rolling Stone
16.Jolene
17.All Along The Watchtower

両日のセットリストを比べると、「ライク・ア・ローリングストーン」と「見張り塔からずっと」は聴けそうです(12月のニューヨーク公演でも演ってたし)!
それにしても同じ曲は11曲目の「追憶のハイウェイ61」と13曲目以降のわずか6曲です。

やっぱり1日だけでは物足らないような気がしてきました。

毎日通いたいです・・・。  

Posted by もり at 23:45Comments(0)TrackBack(0)オンガク

2010年02月14日

磔磔と矢野顕子のライブ


『東京は夜の7時/矢野顕子』

磔磔のライブスケジュールをみていたら、4月に矢野顕子の名前を見つけた。

磔磔で矢野顕子!公式サイトをみてもチケットについて詳細が決まっていないようだし、「矢野顕子 磔磔 チケット」で検索しても、なんにもわからない。きっと気がついたときにはソールドアウトになっているに違いない。

磔磔のライブは2月にリリースされた『音楽堂』にあわせたツアーなので、もちろん弾き語りで、彼女の弾き語りはライブはそれはそれで魅力的なのだが、矢野顕子のライブと云えば、1979年にリリースされた『東京は夜の7時』につきるのだ。

バックメンバーは坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏に加えコーラスに山下達郎と吉田美奈子を従えるという豪華な布陣。もう全曲、とんでもないクオリティの演奏なのだ。終盤の「ト・キ・メ・キ」、「WALK ON THE WAY OF LIFE」で矢野顕子の歌と演奏の生み出す力強いグルーブに思わず前のめりになってしまい、音量もだんだん上げてしまう。

4曲目の「行け柳田」も素晴らしい。当時のジャイアンツのオーダーを並べただけの身もふたもないの歌詞、ピアノのみの演奏からバンドが入ってくる後半、サンバ的なパーカッションも入って一段もに二段もギアをあげて音がうねる。うねってさらに高いところへ登っていく。もうたまりません。僕はもっと高いところに連れてって欲しいと思うのだけれども、けっこうあっさり「行け柳田」の演奏は終わってしまう。でもその音のうねりへの渇望は「ト・キ・メ・キ」、「WALK ON THE WAY OF LIFE」で十分に満たされます。

それにしてもこのライブ盤が全9曲、トータル42分49秒というのが信じられない。もったいない。こういうライブこそ完全版でリリースして欲しい。

矢野顕子 オフィシャルサイト
磔磔HP

   

Posted by もり at 03:50Comments(2)TrackBack(0)オンガク

2009年02月27日

COCON烏丸で鈴木博文



COCON烏丸の「shin-bi」で3月1日にムーンライダーズの鈴木博文のライブがあります。ゲストはあの長谷川健一。

「shin-bi」でライブがおこなわれるのがまず驚きです。あのスペースだとマイクなし、肉声だけでも十分じゃない?ってくらい狭かったような気がします。そんな間近で鈴木博文を見れるなんて!奇跡です。

ムーンライダーズといえば昔はずっとお兄さんの鈴木慶一にばかり注目していたのですが、よくよく聴いてみると僕の好きな歌はたいてい鈴木博文の曲だったりしました。「いとこ同士」「駅は今、朝の中」「工場と微笑」「ボクハナク」などなど・・・。(ムーンライダーズのセルフカヴァー集『SINGS MOONRIDERS』はまじで名盤です)

ぜひ観たい!とにかく観たいのですが、3月1日は日曜日。日曜の夜は微妙です。まだ平日の夜の方が問題はありません。

っていうかまだチケットあるのか知らん?もう明後日の夜だけど・・・。

メトロトロン・レコードHP
長谷川健一ブログ「星霜」
「shin-bi」HP


  

Posted by もり at 23:54Comments(0)TrackBack(0)オンガク

2009年02月25日

Galaxie 500の夜半過ぎ


『Peel Sessions / Galaxie 500』

2005年に発売されたGalaxie 500のピールセッションのスタジオライブ盤を手に入れた。

ギャラクシー500は1991年に解散したインディーバンドだ。ヴェルヴェットチルドレンといわれていたゆるゆるですかすかの音。ゆったりとしたリズムに似たような代わり映えのしないメロディ。なのに、いや、だからこそだらだら聴いているうちにその音にずるずると捕われていく。ディーン・ウェハムのヴォーカルは抑揚が少なく何かを声高に叫んだり、メッセージを押し付けたりはしない(ような気がする)。胸の奥、意識の底でまで届いた彼らの音が微かに僕のココロを震わすように響いているのを感じる。


この『Peel Sessions』にはピストルズやヤング・マーブル・ジャイアンツらのカバーと共に、彼らの代表曲「Blue Thunder」がおさめられている。

曽我部恵一が昨年末のソロツアーで会場限定で先行発売したカバーアルバム『Sings』に、その「Blue Thunder」がクレジットされている。HPで通販もすると告知があったはずなのだが、年が明けてもちっとも販売されないし、その告知すらなくなってるし。

曽我部恵一HP

  

Posted by もり at 00:22Comments(0)TrackBack(0)オンガク