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2014年09月24日

大森靖子メジャーデビュー!


『きゅるきゅる/大森靖子』

いよいよ大森靖子がメジャーデビューしました。9月18日にエイベックスよりシングルCDをリリース、もちろん僕は「絶対少女ツアー」のライブDVDが納めされた初回限定盤を即日購入です。

正直、リード曲の「きゅるきゅる」はなんかフツーの曲でどーかと思ったのですが、2曲目、“超楽しい地獄に誘おう 友達に数えてあげるよ”と歌われる「私は面白い絶対面白いたぶん」が最高です(“友達に数えてあげるよ”なんて、なんと今日的な歌詞なんだ!!!)。iPodにぶっこんでまたしてもヘビーローテーションです。ラップ調からカラフルなアイドルPOP調に変調するあたりが何度聞き返してもゾクゾクしてたまりません。『絶対少女』に収められている「Over The Party」も稀代の名曲なのですが、ラップ調の曲で大森靖子は、凡百のSSW(一応、彼女も女性SSWにカテゴライズされています)を置き去りにして、ジャンルの壁を軽々と打ち破ります。今夏のフェスで新しく日本のロックを作り直すと宣言したことが大言でも妄言でも虚言でもないのだと感じられ、今後の活動に期待が膨らむばかりです。

元BISのコショージメグミをフューチャーした「私は面白い絶対面白いたぶん」のPVもめちゃキュート&刹那的で、何度もリピートしてしまいます・・・。


映画『サマーセール』で大森靖子に興味をもった後、はじめてライブを見たときは何人かの女性SSWとの競演でしたが、もうステージに出て歌い出した瞬間に、タマが違うと思いました。こんな小さなステージでチマチマと歌ってるような歌手ではありません。昔、村松友視がアントニオ猪木を凄玉と称したのですが、大森靖子も圧倒的に凄玉でした。2年前から既に凄玉だったのですが、今夏の各フェスで残した爪痕を雑誌などで読むと、さらにハイパー化しているようです。セルフプロデュースに長け、世間を騒がせるような発言で周囲を巻き込んでいくギミックも猪木が得意とした手法です。現在のアントニオ猪木しか知らない若者にはまったく理解できないでしょうが、ジャンルは違えど大森靖子こそ、アントニオ猪木の正統な後継者なのかも知れません。そのくらい彼女に対する期待値と、僕の妄想が膨らんでいます。

フルアルバムはいつなのでしょう?来年でしょうか?とにかく心して待ちます。

  

Posted by もり at 23:58Comments(0)オンガク

2014年04月20日

細野晴臣 at 磔磔 40th Anniversary



この春、40周年を迎えた磔磔で細野さんを観た。

最近のアルバムを踏襲した古いブルースやカントリー、ロックンロールのカバー(だと思う)がほとんどで、知らない曲ばっかりだった。僕のすぐそばに萩原健太みたいなひとが居たのだが、彼なら全ての曲を詳細な解説付きでつまびらかにするのだろう。

細野さんの曲だと認識できたのは「Pom Pom蒸気」くらいだ。あとは、時節柄、MCでポール・マッカトニーやボブ・ディランの来日の話をはさみつつ、ビートルズの曲(ディア・プルーデンス)やディランの曲(わからない・・・)も演った。

18時の開演時間ぴったりにステージにあがった細野さんは、最初の3曲ほど椅子に座って歌ったのだが、あとはずっと立って歌った(座ってるときはエレキギター、立ってからはアコースティックギターだった)。終始笑顔で余裕のある表情をした細野さんだったのだが、アンコール2回(2回目はもうレパートリーがないからと言って、ギターのひとが歌った)を含めて1時間半のコンパクトな演奏だった。

時間的には物足りないのだが、磔磔で細野さんを観たという事実だけで贅沢な気分になれた夜だった。唯一、心残りは細野さんがベースを演奏しなかったことだ。アンコール2回目にステージにあがったとき、ウッドベースを一瞬手にして会場を沸かせたのだが、演奏はしなかった。

明日も細野さんは磔磔で演るのだが、明日の僕はディランに行くのだ。

  


Posted by もり at 23:02Comments(0)オンガク

2014年03月24日

「君と映画」!!!



イラストレーター・漫画家として活躍する本秀康が立ち上げた7inchアナログ・シングル盤専門の雷音レーベルの第一弾としてリリースされた大森靖子の「君と映画」をJETSETで無事、手に入れました。

7inchアナログなんて買うの何年ぶりだろ?レコードプレーヤーも何年も動かしてないけど、ちゃんと聴けるかな??

4月には『PINK』と『魔法が使えないなら死にたい』もアナログ化されるしな。特に『PINK』は、B面に『PINK』に収録されている曲を全曲弾き語りで再録というから絶対見逃せません。

3月14日のLIQUIDROOMでエイベックスと契約したと発表されたし、これからいろんなところで露出も増えるんだろう。関西でのライブを心して待とう。  
タグ :大森靖子


Posted by もり at 23:50Comments(0)オンガク

2014年03月01日

大森靖子 in 拾得 2月27日



拾得で大森靖子を見た。2月15日に十三のセブンシアターでも見たので、今年2回目の大森靖子だ。

前売りはSOLD OUTになっていたのだけれども、当日も少し出ていた。テーブル席や座敷席はいっぱいで会場奥のカウンター前には座りきれないひとが20~30人は立っていたのではないか。去年の『魔法が使えないなら死にたい』ツアーはVOXホールでゲストも居たのだけど、今回は(ゲスト表記ではあったけれど)直枝政広と久下恵生を従えたほぼワンマンで、拾得がフルハウスになっている。

ビールを飲みながら開演を待つ。19時過ぎてまもなく、浜崎あゆみのモノマネでライブは始まった。なんかのそっと現れて、アカペラで歌いだしたのだ。大森靖子は『絶対少女』のジャケットの衣装を着ている。一見カワイイけれど、よく見るとグロテスクなあれだ。ライブは二部構成で、一部はドラムスの久下恵生をバックにほぼ一時間。フリーキーでパワフルな久下恵生のドラムと大森靖子の相性が意外によくて、ギターの弾き語りでも、バンド編成でもない大森靖子は自由にギターをかき鳴らし、ときにマイクスタンドから離れ地声で歌う。それを久下恵生が後ろの壁も叩きながら、きちんとコントロールしていた。ミュージシャンって素晴らしい。

そして少しの休憩をはさんで第二部は、直枝政広が登場。なんと大森靖子のドラムをバックにカーネーションの歌を1曲熱唱。そして、ふたたび大森靖子がフロントに立ち、直枝政広はエレキギターやベースに、久下恵生のドラムという形での演奏がはじまった。

セブンシアターのときは、これからはさだまさしを目指すと宣言するほどMCが多かった(長かった)のだけど、今回はほとんどMCなし。最初にした「テンプラうどん」の話がたいして盛り上がらなかったからなのかも知れない。しかし、MCよりもやはり演奏だ。3ピースになると『絶対少女』に近いアレンジでの演奏が続き、会場のテンションがあがっていく。ほとんどの曲間に、彼女は俯いてギターを掻き鳴らしているので拍手をする暇すらない。

何曲目になるのか、「KITTY’S BLUES」からあとは好きな曲ばかりで「エンドレスダンス」「Over The Party」「青い部屋」「君と映画」「最終公演」まで一気呵成だった。ステージまではほんの数メートルで、僕と彼女の間を遮るようなものは何もなくて(スタンディングのライブハウスだと、背の低い僕は背伸びしたりして、けっこうストレスが溜まるのだ)、ときに息をするのも忘れ、ときにリズムに乗って体を揺すり、「青い部屋」や「君と映画」は小声で一緒に歌ったりしてライブを楽しんだ。たまに目があったような気がしてドキドキしたりもした・・・。「展覧会の絵」も演ったし、これで「PINK」を演ればきっと泣いてしまっただろう。3月14日のツアーファイナル、 LIQUIDROOMも行きたくなった。

ライブが終わって物販コーナーでピンクトカレフの新しいDVDが並んでいるのを発見。大森靖子のHPでのニュースリリースもなかったので、ビックリした。ビックリしたけのはうれしいからだ。もちろん購入して、サインも貰ったのだ。大森靖子は事務所に属さず、(たぶん)基本ひとりで何でも仕切っているので、どんどん音源が出てうれしい。この日のライブもスタッフがビデオ撮影していたし、なんかの形でリリースされないか知らん。YouTubeにアップされるといーな。



  


Posted by もり at 00:35Comments(0)オンガク

2013年12月29日

『絶対少女/大森靖子』


『絶対少女/大森靖子』

10月にリリース情報が流れてから、指折り数えて待ちわびた大森靖子のセカンドアルバム『絶対少女』がようやくリリースされた。発売日にレコードショップに行き購入するなんていつ以来のことだろう。誰の新譜以来のことだろう。

3月にリリースされた『魔法が使えないなら死にたい』を何度も何度もiPodで繰り返し聞きながら、春から夏にかけては生の大森靖子を京都大阪で4回見た。彼女が主演した映画『サマーセール』を再見する機会もあって、彼女が新宿アルタ前で歌う「PINK」に衝撃を受けながら、夜の新宿で誰も聴衆がいない中、「展覧会の絵」を健気に歌う大森靖子を観て、恋に落ちたのだと再認識した。8月末には東京のクアトロワンマンのDVDがリリースされ、11月には来来来チームとのコラボアルバム『ポイドル』が矢継ぎ早にリリースされていて、僕の2013年は、ほぼ大森靖子一色に塗り潰されてしまったのである。そして、今年二枚目のフルアルバムを僕は手に入れたのだ。

前のアルバムがリリースされたときに、僕はこのブログで、「25歳の大森靖子はもう少女ではないし、毎晩寝て起きるたびに少女性を失い続けているのだ。その悲しみと絶望が彼女の歌の根底に流れるブルースだ。」とわかったようなことを書いたのだが、新譜のアルバムタイトルは『絶対少女』で、彼女は失い続ける少女性に抗うかように、絶対に少女であることを高らかに宣言している。それを信じる強い思いが彼女のロックンロールを鳴らし、このアルバムに結実している。

1曲目「絶対彼女」のなかで大森靖子は“絶対女の子がいいな”と歌う。そこには少女性を失う悲しみも絶望もない。大森靖子は、少女であることを全肯定し、その歓びを歌う。そして「over the party」では“Over 30 おばさん/鏡の中でちょっとマシにやっている/進化するブタ/お前の国の言葉なんて知らない”とメランコリックに嫌味をこめて歌うのだ。

絶対少女の彼女に、敵はない。アイドルポップ、テクノポップ、ボサノバ、フォーク、ピアノ弾き語り、ロック、ノイズ、ジャズとごった煮的に曲調を変えたって、全部大森靖子の歌だ。彼女に恋する僕は盲目的に褒めたたえ、毎日繰り返しその音を聴くだけだ。

昨日、ようやくレコ発ツアーが発表された。京都は2月27日拾得だ。あと2ヶ月、僕はまた指折り数え、彼女のライブに想いを寄せながらその日を待つのだ。

  


Posted by もり at 12:59Comments(0)オンガク

2013年04月25日

『魔法が使えないなら死にたい/大森靖子』


『魔法が使えないなら死にたい/大森靖子』

3月にリリースされた大森靖子のファーストフルアルバム『魔法が使えないなら死にたい』。買ってからすぐにiPodにぶっこんで何度も何度も何度も繰り返して聴いている。前作『PINK』で恋に落ちた僕は、このアルバムでさらに気持ちを昂ぶらせたのだ。やばいのだ。

恋をした僕は生身の大森靖子を見たい気持ちが抑えられず、4月5日にVOXhallで行われたレコ発ツアーにも駆けつけたのだ。前座の安藤明子の演奏が終わったあと、たいして間も置かずに、おもむろにステージに彼女が現れたのは9時前だった。最初の曲はアルバムの3曲目「新宿」だった。

1時間程の短い時間だったけど、僕は彼女の歌と、掻き均されるギターと、暗いステージの上で光る蛍光ピンクシールドと、曲間にときおり挟まれるMCでのはにかむうような表情に、目とココロを奪われ続けていたのだ。

映画『サマーセール』で見たように、彼女はギター1本で歌を歌った。黒っぽいワンピースにハイヒールをはいた彼女は頼りなげに立っているのに、彼女の歌と、歌を歌う存在感は圧倒的で、鷲掴みにされたココロはずっと揺さぶり続けられ、ライブが終わったあとは、呆然として春の夜の町に取り残されたのだ。


“魔法が使えないなら死にたい”と歌う彼女の覚悟に僕は圧倒され、ココロを奪われたのだ。

もしかすると“魔法”は少女にしか使えないのかもしれない。25歳の大森靖子はもう少女ではないし、毎晩寝て起きるたびに少女性を失い続けているのだ。その悲しみと絶望が彼女の歌の根底に流れるブルースだ。“スカートから零れるブルース”なのだ。

しかし、彼女は少女性の持つ商品性に自覚的だから、POPな曲を書く。耳になじむメロディを歌うのだ。


『魔法が使えないなら死にたい』の1曲目「KITTY'S BLUES」が特に好きだ。恋はまだ続くのだ。

「KITTY'S BLUES/大森靖子」

キティちゃんの 白いところ
6Bで塗りつぶす
夢は汚いほどかなうもの
かわいくないから待ちぼうけ

消しゴムでごしごしやってたら
グシャってやぶれて ぼろぼろだけど
私はこれでいいのよ
私はこれでいいのよ

交番にひきずりこまれて
わけもなくいいわけをした
スカートから零れるブルースが
みつからないように
みつからないように

君の白いこころ
ろくでなし 擦りつぶす
愛だっていえるくらい ちゃんとしたい
ぼろぼろだけど ちゃんとしたい

ちょっと古いうたを聴いても
懐かしくならないで

悲しみの果ては おまわりさん
この道の果て
BLUE BLUE
ブルース
ぶら下がって 揺れる夢

交番にひきずりこまれて
わけもなくいいわけをした
スカートから零れるブルースが
みつからないように

HELLO 馬鹿女 KITTY



   
タグ :大森靖子


Posted by もり at 22:31Comments(0)オンガク